共産主義者同盟(統一委員会)






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  ■1・8 三里塚
  
22年内の強制執行を阻止し
  反対同盟が新年デモ・団結旗開きを開催



 



 一月八日午後、三里塚芝山連合空港反対同盟主催の、新年デモ・団結旗開きが開催された。
 一二時三〇分に市東さんの南台の畑に集合した参加者は、強制執行阻止決戦本部長・太郎良陽一さんの呼びかけに応え、「市東さんの農地を守り抜くぞ!」「強制執行実力阻止!」「岸田政権を打倒するぞ!」と元気にシュプレヒコールを上げ、市東さん宅前の開拓組合までの三里塚で本年最初のデモを行った。
 午後一時過ぎから、二〇二三団結旗開きが開かれた。今回は市東さんの畑にブルーシートを敷いて、青空の下の開放された空間での旗開きとなった。
 はじめに、伊藤信晴さんが司会としてあいさつを行った。伊藤さんは、あいさつの中で、七一年第二次強制代執行時の、大木よねさん宅にかけられた、政府によるだまし討ち農地強奪の暴挙に言及した上で次のように述べた。「いま、私たちが肝に銘じなければならないのは、市東さんが納得のいく闘いがどれだけできるかということだ。本年、反対同盟は、皆さんとともに全力で強制執行実力阻止を闘い抜いていく」。
 同じく司会の木内敦子さんは「二二年内の強制執行を阻止することができた。年末の泊まり込み、座り込みを闘い、全国と共闘、連帯が広がった。これほど豊かな闘いは今までなかった。二三年も共に闘っていこう」と語った。
 反対同盟の「闘争宣言二〇二三」を、萩原富夫さんが読み上げた。
 闘争宣言は第一に、年末の強制執行阻止四日間決戦を頂点とした二四時間座り込み闘争で、年内強制執行を阻止したことを勝利的に確認し、この態勢を堅持・発展させていくことを訴えた。第二に、岸田政権による戦争と大軍拡攻撃と、市東さんの農地強制執行は一体の攻撃であり、成田の「空港機能強化」は「軍事転用計画」そのものであると批判。第三に、成田の軍事空港化に反対し、沖縄・辺野古をはじめ、全国の反戦反基地闘争との連帯をすすめ、原発再稼働、農業破壊、環境破壊を進める岸田政権打倒へ、共に闘うことを訴えるものであった。
 市東孝雄さんがあいさつに立ち、「この畑で旗開きができたことが本当に嬉しい。(強制執行が)いつ来るかは分からないが、『来るなら来い』という意気込みで皆さんと共に闘う。一日でも長くこの農地を守り抜き、楽しく闘っていこう」と語った上で、乾杯の音頭をとった。
 その後、趙博さん、稲野真人と木場章典さんのライブ演奏が行われた。さらに、動労千葉、関西生コン支部をはじめ、参加した労働組合、住民団体や市民団体、共闘団体からの連帯のあいさつが次々に行われた。参加者はそれぞれ、飲食や音楽、歓談を楽しみつつ、連帯あいさつに聞き入った。
 共闘団体の発言の中で、共産同(統一委)の同志は、強制執行実力阻止闘争を反対同盟と共に闘い抜く決意を表明した。また、強制執行の攻撃が、日帝―岸田政権の大軍拡―琉球弧の戦場化の攻撃や、五月G7広島サミットと一体の戦争攻撃としてあることを批判し、強制執行を実力阻止し、岸田政権打倒を闘い抜くことを決意表明した。
 決戦本部長・太郎良さんがまとめの発言を行い、今後の強制執行実力阻止闘争の方針を提起した。
 最後に全体で「団結ガンバロー!」で拳を突き上げた後、「反対同盟の歌」の合唱をもって、二〇二三年を共に闘い抜くことを誓い合い、旗開きは終了した。

 


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