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■2・5 三里塚 強制執行実力阻止 天神峰現地闘争闘う 二月五日午後、三里塚芝山連合空港反対同盟呼びかけの天神峰現地闘争が取り組まれた。 昨年一〇月一八日、成田空港会社は反対同盟・市東孝雄さんの農地に対する強制執行の法的手続きを開始した。反対同盟は強制執行実力阻止の泊まり込み、座り込み闘争への決起を緊急アピールで呼びかけた。これに応えて天神峰に全国から人民が結集し、これまで強制執行を阻んできていた。 反対同盟は、一月二三日から2・5闘争当日までの期間を「一五日間決戦」として構えて、成田空港会社本社への直接申し入れ行動や、座り込み・泊まり込み態勢の強化で闘い抜いてきたのだった。 市東さん宅中庭において、午後一時より集会が開始された。反対同盟・伊藤信晴さんが司会者あいさつを行い、一月二五日の成田空港会社に対する強制執行中止の申し入れ行動を報告した上で、今後も実力阻止態勢を継続、発展させていくことを提起した。 反対同盟事務局の萩原富夫さんが主催者あいさつを行った。萩原さんは空港会社への申し入れ行動と、同日に取り組まれた千葉地裁に対する緊急署名提出行動の報告を行った。さらに、この間の座り込み、泊まり込み態勢によって、強制執行攻撃をこの日まで跳ね返してきたことを勝利的に確認した。萩原さんは発言の最後に、「この闘いを、農地を守り、強制執行を跳ね返していく私たちの決意を示すために、より大きなものにしていきたい」と語った。 市東孝雄さんが発言に立った。「この一五日間決戦の中で、皆さんとの団結が一番の薬となった。いつ強制執行が来るかわからないが、今年は楽しく闘争をやろう。皆さん一緒に闘ってください」と決意を語った。 つづいて、動労千葉、関西実行委、「市東さんの農地取り上げに反対する会」が、それぞれ連帯あいさつを行った。「市東さんの農地を守る沖縄の会」の金治明さんは、前日に沖縄のキャンプ・シュワブゲート前で六五〇名の参加で取り組まれた辺野古新基地建設阻止の大行動の報告を行った。また、沖縄と三里塚とが結びついて闘うと決意を語った。三里塚野戦病院の大熊さんは、強制執行阻止の決戦状況の中で予想される、権力の不当弾圧に対して、完全黙秘・非転向での獄中闘争の意義を強く確認した。 共闘団体の決意表明の中で、日本反帝戦線の同志は、強制執行実力阻止態勢を堅持して闘い抜いていくこと、市東さんの農地強奪と一体に進む日帝―岸田政権の戦争体制との対決を訴えた。とりわけ、帝国主義列強による五月広島G7サミット粉砕闘争への決起を呼びかけ、「安保三文書」改定強行による戦争国家化に対して、革命的祖国敗北主義で闘うことを決意表明した。 決戦本部長の太郎良さんが、集会のまとめと行動提起を行った。太郎良さんは、「一五日間決戦」に勝利したことを確認するとともに、権力の卑劣な農地取り上げに対して断固実力阻止で闘うことを訴えた。また、天神峰での座り込み・泊まり込み闘争へのさらなる参加を呼びかけた。 最後に太郎良さんの音頭で「団結ガンバロー!」を行って気勢を上げた。集会後、成田空港会社本社のある空港に肉薄するデモを貫徹した。 |
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