共産主義者同盟(統一委員会)






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  ■2・23 京都
  
入管法改悪反対! 外国人を殺すな!
 
AWCユースが呼びかけ京都デモ
 


 今国会での提出がもくろまれている入管法改悪案の廃案を求め、二月二三日に「入管法改悪反対! 外国人を殺すな! 京都デモ」がAWCユースの呼びかけで行われた。同日には東京、大阪、名古屋など全国九か所の街頭行動に加えて、ツイッター上でのハッシュタグデモも行われた。京都デモの参加は約六〇人だった。
 入管法改悪案は、三回目以降の難民申請者の強制送還を可能にし(送還停止効の例外を設ける)、送還拒否を刑罰化することによって送還を促進することを内容に盛り込んでいる。これは強制送還業務の行き詰まりの解消のためとされているが、そもそも国籍国に帰ることができない事情を持つ者に対して、日本政府が退去強制処分を乱発していることに最大の原因がある。また、本来ならば「難民」として認定されるべき人に対して不認定処分と退去強制処分を付すために、何度も再申請せざるを得ない現状―日本の難民認定制度が正常に機能していないという問題もある。さらには、退去強制処分を受けているものの、一時的に収容を解かれる「仮放免」という状態に置かれた外国人たちに、就労を禁止し、生活保護、健康保険からも排除することによって、まさに「生殺し」の状態にして、最終的に送還に「同意」させようとしている。
 今回の入管法改悪反対全国アクションでは、入管法改悪反対に加え、「仮放免者に在留資格を」、二〇二一年に名古屋入管で医療放置により殺されたウィシュマさんの死の真相究明を求める「Justice For Wishma」などのスローガンがメインスローガンとして叫ばれた。AWCユースは独自に、「入管体制解体」などのコールを加え、そして、日本のこのような外国人差別政策、排外主義は、日本の軍拡とも密接な関係にあるという認識をベースに、「排外主義反対」、「植民地支配の謝罪と賠償を」、「軍拡反対」なども盛り込んだ。
 今回の入管法改悪案は、日本の排外主義を一層加速させ、入管行政におけるこれまでの非人道極まりない処遇を改めるどころか、さらにそれを強化しようという、言語道断のものだ。外国人の真の権利獲得のために、外国人と日本人の連帯ならびに主体的闘争によって入管法改悪を阻止しよう。

 


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