共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

   
  ■2・24 東京
  
ウクライナに平和を!
 
日比谷野音集会・銀座デモ
 



 二月二四日夕方、「ロシアのウクライナ侵攻から一年 ウクライナに平和を! 2・24日比谷野音集会&デモ」が取り組まれ、一〇〇〇名が参加した。主催は「さようなら原発一〇〇〇万人アクション実行委員会」と「戦争させない・九条壊すな! 総がかり行動実行委員会」。
 一八時三〇分から、総がかり行動青年プロジェクトチームのみずま雪絵さんの司会で集会が始まった。
 主催者あいさつを総がかり行動の高田健さんが行った。高田さんは、ロシアによるウクライナ軍事侵略を弾劾し、即時停戦を訴えるとともに、抵抗を続けるウクライナ人民、軍事統制下で反戦を訴え続けるロシア人民をはじめ、世界中でウクライナ反戦闘争を闘う人民への連帯を表明した。さらに、日本政府がウクライナ侵略戦争に便乗して、「先制攻撃戦略」への転換など、「防衛三文書」改定の閣議決定を強行したことを弾劾し、「台湾有事」を煽り立てて東アジアでの軍事的緊張を高め、軍拡と大増税、原発再稼働へ突き進む動きと粘り強く闘い続けていくことを呼びかけた。
 ジャーナリストの志葉玲さんは、数日前まで取材に訪れていたウクライナの現状報告を行った。志葉さんは、ウクライナ戦争の激戦地である東部地区を主に取材し、集合住宅や病院、学校などがロシア軍に攻撃され徹底的に破壊されたことなど、数々のロシア軍による国際法違反の民間人攻撃を明らかにした。さらに、岸田政権がロシアに「断固たる措置を取る」と口先で言いながら、一方ではロシアから天然ガスや石炭を大量輸入している現状や、再生可能エネルギーへの転換を怠り、原発推進の姿勢を鮮明にしたことを強く批判した。
 ピースボート共同代表の畠山澄子さん、日本ボランティアセンター(JVC)代表理事の今井高樹さんは、それぞれウクライナ戦争からの避難民支援など、国際支援活動の現場からの報告を行った。
原子力資料情報室共同代表の伴英幸さんは、ロシア軍によるチェルノブイリ原発やザポリージャ原発への攻撃、占拠などの現状について報告した。また、原子力資料情報室事務局の松久保康さんは、ウクライナ戦争による燃料価格の高騰や、GX(グリーントランスフォーメーション)を利用した岸田政権による原発回帰政策への転換を強く批判した。
 集会の最後に、全員がプラカードをかかげ、「ウクライナに平和を!」「戦争の標的になる原発はいらない!」「軍拡と防衛費増額を許さない!」の声を上げるアピールを行って気勢をあげた。
 その後、降り出した雨が強まる中、参加者は東京電力本店前を通り銀座へと向かうデモに出発し、沿道の市民にウクライナ反戦や原発再稼働反対を訴えた。

 


Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.