|
■3・11 東京 福島原発事故の責任をとれ! 東電本店前抗議 東海第二原発うごかすな! 日本原電前抗議 ● 東電本店前で追悼と東電抗議 三月一一日午後一時三〇分より、東京・新橋にある東京電力本店前で、「東電は原発事故の責任をとれ 第一一四回東電前合同抗議」が取り組まれ、三五五名が参加した。呼びかけは「経産省前テントひろば」と「たんぽぽ舎」。賛同は、東電株主代表訴訟など一四一団体。 行動のはじめに恒例の多摩川太鼓の演奏が行われ、その後、東日本大震災で亡くなった人たちを追悼する一分間の黙祷が行われた。 経産省前テントひろばの三上治さんが主催者挨拶を行った。三上さんの発言は、民意を無視して原発回帰の姿勢を鮮明にした岸田政権を弾劾し、これに抗する闘いを粘り強く継続していくことを呼びかけるものだった。 たんぽぽ舎の山崎久隆さんは、岸田政権による原発新増設、老朽原発再稼働への大転換に加え、原子力基本法改悪の閣議決定を次のように批判した。この法改悪案は、原子力発電を電力の安定供給や脱炭素社会実現に貢献するものとの位置づけを付与し、これらの推進を「国の責務」だとしていること。また、革新軽水炉や小型モジュール炉など原発技術の開発を「国の責任」で推進することを明記しており、将来的に原子力空母や原子力潜水艦保有の道を開くものだという内容だ。この批判の上で、改悪阻止を訴えた。 続いて、脱被ばく実現ネット、ルポライターの鎌田慧さん、柏崎・巻原発に反対する在京者の会、福島原発被害東京訴訟団の鴨下さん、茨城県議会議員の玉造順一さん、作家の落合恵子さん、肉球新党などがそれぞれ活動報告や闘いの決意を語った。また、アピールの合間には、東電に対する申し入れ行動、歌や音楽の演奏、東電本店に向けたシュプレヒコールなども行われた。 最後に、多摩川太鼓の演奏、たんぽぽ舎の柳田真さんからの閉会挨拶をもって集会は終了した。 ● 東海第二再稼働許すな! 日本原電本店前抗議 東電本店前抗議行動に引き続き、午後四時すぎより、東京・秋葉原にある日本原電本店前において、「とめよう! 東海第二原発 二〇年運転延長・再稼働許すな! 第五六回日本原電前抗議行動」が一六五名の参加で取り組まれた。主催は「とめよう! 東海第二原発首都圏連絡会」、協力は「再稼働阻止全国ネットワーク」。 はじめに、日本原電本店に対して「老朽原発うごかすな!」「東海第二うごかすな!」「日本原電は原発やめろ!」と怒りのシュプレヒコールを叩きつけて集会が始まった。 主催者挨拶を首都圏連絡会の柳田真さんが行った。柳田さんは、完成から四四年が経過した老朽原発である東海第二を、最長で七三年もの長期間にわたり再稼働させようとする政府の姿勢を強く批判し、危険極まりない東海第二原発の再稼働阻止に全力で取り組んでいくことを訴えた。 東海第二の地元である茨城県から駆け付けた「東海第二原発の再稼働を止める会」の野口さんは、主に、茨城県内での東海第二原発再稼働阻止の取り組みの報告を行った。また、茨城県議の玉造順一さんは、毎週金曜日に取り組まれている、日本原電茨城事務所前での東海第二再稼働阻止の行動をはじめ、県議会内外での再稼働を許さないさまざまな行動を報告した。 その後も、参加した市民団体や、講談師の神田香織さんのアピール、日本原電六人衆や生田卍さんらの音楽アクションが行われた。また、日本原電に対する「東海第二原発の再稼働を止める会」と「反原発自治体職員・市民連盟」からの申し入れ行動が行われ、それぞれの申し入れ書が読み上げられた上で、日本原電社員へと手渡された。併せて、東海第二原発の再稼働に反対する署名一九七六筆も手渡された。 首都圏連絡会の久保さんからの行動提起の後、日本原電に対して再度シュプレヒコールを叩きつけ、本行動は終了した。 |
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.