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■5・14 沖縄 「復帰五一年」弾劾! 琉球弧の軍事要塞化を許さない 5・15闘争闘う 五月一四日「復帰五一年・平和とくらしを守る県民大会」が宜野湾市内のコンベンションセンターで開かれた。主催は沖縄平和運動センターを軸とする5・15平和行進実行委員会で、「本土」参加者を含む一四〇〇名余が参加した。 大会では比嘉京子実行委員会共同代表、藤本泰成平和フォーラム共同代表らのあいさつに続き、来賓として玉城デニー知事が登壇した。知事は、昨年「復帰五〇年」の節目に発議した「新たな建議書」を基に、過重な基地負担軽減を政府に求め続ける、沖縄戦の記憶を風化させず教訓を伝えていくため全力で発信し続ける、と決意を明らかにした。また、高江ヘリパッド反対運動でDHCテレビ制作「ニュース女子」による「黒幕」デマねつ造を許さず名誉毀損訴訟で勝利確定した辛淑玉さん(のりこえねっと共同代表)も登壇し、基地反対運動での沖縄ヘイトに対する闘いの継続と連帯を表明した。 大会では「外交や防衛は国の専管事項ではない。東アジア地域の人々と手を携えて戦争をさせない、戦場にさせない努力を続けていく」ことを決意した大会宣言を採択し、熱気あふれる団結ガンバローで大会を閉じた。 前日の五月一三日には、沖縄島二コース(中部基地コース・南部戦跡コース)で「第四六回5・15平和行進」が実施され、約二〇〇〇名が参加した。宮古島では一四日、石垣島では一五日に行われた。 中部基地コースは読谷村役場横広場から出発し、嘉手納基地を経由し、北谷町役場までの約一二㎞で展開された。今や住宅地となった「象のオリ」跡地を通り、米陸軍グリーンベレー拠点基地でもある読谷通信所、さらには町民要求を一切無視して防錆整備格納庫移設が強行計画され、またF15退役によるF22戦闘機の相次ぐ「巡回配備」による爆音激化が常態化している米軍嘉手納基地では怒りのシュプレヒコールを繰り返した。途中、右翼街宣車による大音響のヘイトスピーチ敵対を敢然と粉砕した。 「復帰五一年」を迎える沖縄・琉球弧では、中国・朝鮮半島と対峙する自衛隊の実戦配備・増強が日増しに高まっている。沖縄の米軍専用施設は一九七二年時点から三割超減ったものの、逆に全国の70・3%が集中する結果となっている。加えて、自衛隊基地の面積は「復帰」時の四・七倍に増えているのだ。地対空ミサイル部隊の配置さらに土地規制法による弾圧網も急ピッチだ。高まる戦争突撃による危機感を「再び沖縄を戦場にしない」「アジア人民に銃を向けない」闘いの決意に変え、日米安保粉砕・沖縄解放への持続的決起を確認した5・15闘争だった。 |
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