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  ■5・21 沖縄・北谷(ちゃたん)
 
琉球弧の軍事要塞化を許すな!
 5・21反戦集会に2100人結集



 五月二一日、日曜日の午後、北谷(ちゃたん)町営球場前広場において「島々を戦場にするな! 沖縄を平和発信の場に! 5・21平和集会」が開催された。主催は、市民団体「ノーモア沖縄戦・命どぅ宝の会」が呼びかけた「戦争反対全県組織立ち上げのための準備委員会」をベースとする集会実行委員会で、2・26集会(本紙三月二〇日号で報告)に次ぐ第二弾である。集会には親子連れの参加者も目立ち、二一〇〇名が参加した。
 実行委員長あいさつに立った具志堅隆松氏(沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表)は、開口一番G7広島サミット反対集会に参加して帰沖したばかりだと報告した。そして、国民保護法での「住民避難」は戦争遂行を前提としたものだと厳しく糾弾し、反戦行動の強化で中国・台湾との対話を積極的に行っていこうと呼びかけた。
 開催地の渡久地政志北谷町長の来賓決意表明を受けた後、事務局報告に立った山城博治氏(沖縄平和運動センター顧問)は、「戦争反対全県組織」を六~七月に立ち上げ、秋にも「県民大会」開催を準備していることを表明した。
 リレートークでは、琉球弧軍事要塞化と闘い抜く与那国島、宮古島、さらに奄美島、馬毛島、そして沖縄島(うるま市・沖縄市)の現地住民団体から訴えがなされた。奄美では、四年前に建設され警備部隊やミサイル部隊、電子戦部隊が配備された陸自奄美駐屯地と瀬戸内分屯地が山間にあって全貌が見えない困難な状況にあるとし、粘り強く監視行動を取り組んでいることが報告された。馬毛島を抱える西之表市では、今年一月の工事着手以降、観光業や住民生活への影響が拡大しているとし、市長の基地建設反対姿勢の後退を許さず運動を持続していることが報告された。また今回は労働組合代表や「県」議会与党会派代表も発言し、集会参加の枠組みが広がっていることを示した。宮古島住民連絡会の代表が、具志堅隆松氏と共に広島サミット反対集会に参加して、戒厳令下・翼賛報道の中で国際連帯の反戦の声を上げてきた報告がなされたことも特徴的な一幕だった。
 集会宣言採択後、閉会あいさつに立った内原石垣市議は、同日石垣市でも連帯集会が開かれていることを明らかにし、ともに団結して闘い抜こうと訴え、ガンバローで閉めた。
 集会参加者はその後、会場公園内から五八号線を経由し、アメリカンビレッジとして基地返還後一大観光地へと発展してきた会場周辺のデモを展開した。集会中から大音量で妨害敵対する右翼街宣車をものとせず、琉球弧の島々を戦場にするな! 軍拡増税やめろ! 憲法違反の安保三文書を破棄せよ! と力強く訴え、大成功を刻印した。

 


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