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  ■6・13 東京
 
辺野古抗議行動への〝差別発言許さん!〟
 国会に抗議の声あげる







 六月六日、辺野古新基地建設による本部港塩川地区での不当な土砂搬出に対する抗議行動に沖縄防衛局職員が差別発言を繰り返した。
 そのことに沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックは緊急の抗議行動を呼びかけ、六月一三日の議員会館前アクション終了後におこなった。
 「差別発言許さん」と手書きの赤字で大書されたプラカードを参加者がいっせいに掲げ、抗議の声を上げた。
 「防衛省職員による抗議行動への『差別発言』に満腔の怒りで抗議する」と題した抗議文を読み上げ、参加者の拍手で確認した。
 引き続き参加したオール沖縄会議の福元勇司事務局長、伊波洋一参議院議員に、一坪のメンバーが発言した。

資 料

防衛局職員による抗議行動への
「差別発言」に満腔の怒りで抗議
沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック

内閣総理大臣 岸田 文雄 様
内閣官房長官 松野 博一 様
内閣防衛大臣 浜田 靖一 様
沖縄防衛局長 小野 功雄 様

 防衛省職員による抗議行動への「差別発言」に満腔の怒りで抗議する

 去る六月六日、辺野古新基地建設への抗議行動が続く本部町の塩川港で、沖縄防衛局の職員が抗議する市民に対し「気違い行動」「気違いでしょ」(地元報道)などと差別発言を繰り返し行った。抗議に対し、防衛局は事実を認め「抗議者に対する不適切な発言はあってはならない。適切な警備活動を行っていくよう指導を徹底し、事実関係を確認の上、適切に対処する」と釈明したそうだ。
 しかし、防衛局の釈明をそのまま認めるわけにはいかない。戦争のための基地建設に反対し、子どもたちの平和な未来のためにと必死に抗議行動をしている市民に対し、二月ごろから規制が厳しくなり「うろうろするな」「うろつくな」といった暴言は日常的だったという。そんな暴言が繰り返されるなかで「気違い行動」という差別発言が発せられたのである。このことを現場に責任を負う防衛局が知らない筈はない。このようにメディアで取り上げられるようになって初めて知ったかのようにふるまい「不適切な発言」と言ったとしか思えない。また、防衛局のいう「不適切な発言」とはどういう意味なのか。今回の発言を「明確な差別発言であり、ヘイトスピーチである」と認識しているのか、極めて疑わしい。過去にも差別発言は繰り返し行われてきた。二〇一六年一〇月、東村高江の北部訓練場内ヘリパット建設で反対の市民に対し、大阪府警の機動隊員が「土人」と差別発言し大きな問題となったことは記憶に新しい。当時の松井一郎大阪府知事は、その機動隊員を注意するどころか「ご苦労さん」とその労をねぎらい差別発言を擁護した。その上、政府も「差別発言ではない」とお墨付きを与えたことはあまりに理不尽で驚きであった。今回の「差別発言」に対しても「不適切な発言」と第三者のような無責任な対応は断じて許せるものではない!
 沖縄の民意を踏みにじって辺野古新基地建設は強行されている。「子どもの未来に平和な沖縄を」と理不尽な国策に抗議の声をあげるのは、当然の権利であり、日本国憲法にも規定されている表現の自由であり基本的人権である。防衛省・防衛局の職員による今回の「差別発言」に満腔の怒りで抗議し、辺野古新基地建設の断念を求める。
 二〇二三年六月一三日
 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック

 


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