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■6・24 AWC京都集会 六月二四日アジア共同行動京都集会が市内の会館で行われた。 六月アジア共同行動への海外ゲスト来日はこの間のコロナ禍で中断していたが、今年は四年ぶりに海外ゲストが参加した。 韓国の左派労働団体の方は、「韓国労働者の立場からの尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権批判」と題して、労働運動弾圧を中心に報告を行った。貨物連帯ゼネストへの尹錫悦政権の弾圧、ここ数年の関西生コン支部への弾圧とそっくりな手法での韓国建設労組(産別労組)への弾圧は、日韓の資本間や権力機構同士の緊密な連携を思わせた。 集会では、このほかに台湾労働人権協会の連帯メッセージ、G7広島サミット現地闘争の報告、日米韓軍事協力に関する報告などが行われ、福島放射能汚染水問題への日韓共同声明の取り組みも報告された。最後に、若狭の原発を考える会から連帯アピールが行われ、その後、集会場から四条河原町に向かうデモが行われた。 しばらくデモが珍しい時代が続いたが、今はそうではない。京都の繁華街でのデモは海外観光客の注目度が高いが、観光客だけでなく、市民にとっても今日もデモが通る、という時代になりつつあるのだ。デモ終了後、労働組合の事務所を借りて交流会を持ち、お惣菜とビールで歓談しながら、ゲストと意見交換を行った。 フードデリバリーの仕事をする人々が加入する労働組合出身であるゲストの来日を受けて、関西では、このほかに労働組合有志が呼びかけた労働運動交流会なども行われた。結成から四年となった労組の活動の成果や課題について報告を受け、活発な質疑が行われた。韓国で特殊雇用労働者と呼ばれる個人事業主の組織化においては、日本と共通する点や異なる点があるが、自らの労働者性をしっかり主張して、労働者としての権利を闘い取っていく活動が決定的に重要なことは同じである。 久しぶりの韓国ゲストとともに取り組んだ六月アジア共同行動から一一月韓国労働者大会へと向かうAWC運動をより大きく拡大していこう。 |
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