共産主義者同盟(統一委員会)






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  ■6・25
 
AWC首都圏集会



 六月二五日(日)、東京・人形町区民館において、六月アジア共同行動・首都圏国際連帯集会が、アジア共同行動(AWC)首都圏の主催で開催された。
 午後一時三〇分、司会のあいさつで集会が開始された。
 はじめに、G7広島サミット反対闘争の報告が行われた。日帝―岸田政権は、二万四〇〇〇人の警察官を動員し、厳戒態勢のもとでG7広島サミットを強行した。厳戒態勢を突破し、五月一九日から二〇日の二日間にわたって、海外からの参加者とともに広島現地において、サミット抗議デモ、国際連帯フォーラム、交流集会、サミット会場に肉薄する抗議デモを貫徹したことを、プロジェクターによる映像を使いながら報告した。
 続いて、5・11弾圧を弾劾する報告が行われた。救援にあたった弁護士は、市東さんの農地に対する強制執行が二月に強行されたが、その時の実力阻止行動を「公務執行妨害」だとするデッチ上げ不当逮捕であり、明確なG7広島サミット弾圧だと弾劾した。そして、六名の被弾圧者は、完黙非転向を貫いて五月三一日に奪還されたことを報告した。
 韓国ワイパー分会のデンソー闘争報告では、日本企業のデンソーに対し「韓国ワイパー労働者の雇用保障を守るように要求している」争議の状況を説明し、争議への支援が訴えられた。
 琉球弧の軍事要塞化に反対する沖縄からの訴えでは、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲尊さんが発言に立った。大仲さんは、辺野古新基地建設の土砂埋立を撤回させる請願署名が五五万筆集まったことを明らかにし、沖縄―「本土」を貫く反戦・反基地闘争を訴えた。
 つぎに、韓国から参加した、平等労働者会の方が、労働者の立場から尹錫悦政権を批判した。尹錫悦政権は、貨物連帯のゼネストに対し、「経済危機」を口実に、労働運動弾圧を強めている状況を明らかにし、尹錫悦政権は明確に資本の側に立っていると断じた。
 日本の労働運動の現場からの報告では、労働組合の方が発言に立った。青年労働者が置かれている、奨学金の返済問題や、職場でのパワハラ、転職サイトを運営する企業が「賃上げ」を宣伝し、労働者の団結を奪っている現状を暴露する中で、労働組合が魅力ある労働運動を作り出していく必要性を語った。
 発言に対する質疑応答では、現代の労働運動の課題、青年労働者の国際連帯運動の展望も含めて、有意義な内容が展開された。
 集会の最後に、AWC首都圏の事務局より、七月AWC学習会、八月反戦合宿、一一月韓国派遣、一一月一八―一九日岩国行動の呼びかけがなされ、盛況のうちに集会は締めくくられた。


集会翌日、経産省前で汚染水問題の抗議行動

 集会翌日の二六日、AWC首都圏は、福島第一原発の汚染水海洋放出を強行しようとする岸田政権に対して、日韓共同の抗議行動に立ち上がった。
 同日午前中、韓国・ソウルではAWC韓国委員会の仲間が共同記者会見を開き、放射能汚染水の海洋放出に強く抗議し計画撤回を求める取り組みを行った。
 東京の経産省前では、経産省前で反原発の座り込みを続ける仲間とともに、AWC首都圏が抗議の取り組みを行った。
 最初に、「汚染水放出反対!」「計画を撤回しろ!」とシュプレヒコールを経産省に対して行った。AWC国際事務局から、日本以上に汚染水海洋放出に反対する闘いが拡大する韓国の現状が報告された。その後、AWC韓国委員会が作成した共同記者会見文が読み上げられ、来日していた韓国の仲間が発言を行った。経産省前の座り込みの仲間から発言を受けた。
 全体で三〇名が結集する抗議行動となった。
 汚染水放出絶対阻止の闘いを今後も展開していこう。

 


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