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■7・2 三里塚 市東さんの南台農地を守ろう! 天神峰現地闘争&農楽まつり 天神峰現地闘争 三里塚芝山連合空港反対同盟は七月二日、「市東さんの農地を守ろう! 7・2天神峰現地闘争&農楽まつり」を開催し、一九〇人が参加した。 午前一一時に市東さんの南台の農地に結集した参加者は、「市東さんの農地を守り抜くぞ!」「強制執行を許さないぞ!」「空港機能強化粉砕!」とシュプレヒコールを上げた後、東峰にある反対同盟・萩原富夫さんの農地までのデモ行進に出発した。 デモコースは、小見川県道沿いの天神峰の市東さん宅横を通るものであった。樫の大木があった市東さん宅離れの作業場や農地は、二月一五日夜から一六日の強制執行によって奪い取られ、鉄板フェンスにより完全に覆われてしまっていた。デモ参加者は、空港会社による強制執行への怒りを新たにした。 農楽まつり 昼すぎより、デモ終了地点の萩原さんの清水の畑において、農楽まつりが開かれた。 はじめに反対同盟・伊藤信晴さんが主催者あいさつを行った。伊藤さんは、二月の強制執行強行後、市東さんが営農再建に向けて奮闘していることを報告した。さらに、空港機能強化策によって、芝山廃村化が進行していることを批判した。そして市東さんの南台の農地を全力で守り抜くことを訴えた。 つづいて、動労千葉と関西実行委、「市東さんの農地取り上げに反対する会」がそれぞれ連帯のあいさつを行った。 その後は、萩原富夫さん自作の歌や、バンド「いなのとひら・のとこば」、川口真由美さんによる歌・演奏が続いた。また、三里塚にはじめて訪れたモルドバ人の方が飛び入りで数曲歌を披露した。 反対同盟・宮本麻子さんからのカンパアピールに続いて、リレートークが行われた。はじめに二月の強制執行実力阻止決戦当日に不当逮捕された仲間と、五月一一日に令状逮捕された仲間が、それぞれアピールを行った。 5・11弾圧によって不当逮捕された木更津七三号同志は、まずもって、この弾圧がG7広島サミット予防拘禁であったことを弾劾した。さらに、二月一五日の夜襲によるだましうち強制執行強行を、反対同盟と支援が身体を張った実力阻止闘争として迎え撃ち、一〇〇〇名の機動隊を終始圧倒したことへの報復としてあったことを明らかにした。そして、この報復弾圧を、不当逮捕された全員の完黙―非転向闘争によって断固として跳ね返し、獄内外を貫いて完全に打ち破ったことを、勝利感をもって報告した。 二期阻止全国共闘の仲間は、日帝―岸田政権による「国策」=戦争と大軍拡、原発再稼働などの攻撃に対して、三里塚闘争のような徹底非妥協、実力闘争で闘い抜いていくことこそが勝利の核心であると語り、労働者人民が今こそ三里塚のように闘うべきだと訴えた。 反対同盟・市東孝雄さんは、強制執行後の農業再建として、ビニールハウス二棟とトイレが完成したこと、またユニットハウス二棟の購入も決まっていることを報告し、天神峰で営農を続けていく不退転の決意を明らかにした。そして市東さんは最後に「これからも闘いは続きます。楽しく闘いましょう。元気よく、軍事空港反対、農地死守で共に闘っていきましょう!」と力強く発言を締めくくった。 反対同盟歌の合唱の後、萩原富夫さんが、反対同盟の行動方針として、夏から秋にかけて本格化する耕作権裁判闘争と、空港機能強化反対、空港拡張反対の闘いへの決起を呼びかけた。 全体で「団結ガンバロー!」の気勢をあげて、この日の取り組みは終了した。 |
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