共産主義者同盟(統一委員会)






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  ■9・1 東京
 
関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者追悼式典
 右翼の敵対よせつけず、式典を防衛

 
都知事小池の追悼文送付拒否弾劾




 九月一日、墨田区の横網町公園において関東大震災朝鮮人虐殺犠牲者追悼式典が午前・午後と行われ、われわれはAWC首都圏の仲間とともに、右翼による式典妨害を許さない闘いに結集した。関東大震災から一〇〇年、あらためて朝鮮人虐殺の歴史修正と差別・排外主義を許さぬ闘いを、プロレタリア国際主義の位置づけで闘いぬいた。
 小池都知事は、今年も朝鮮人犠牲者に対する追悼文送付を拒否した。都知事は「犠牲となった方々も含めて、全ての方に対する慰霊の気持ちを表している」という詭弁で二〇一七年以来、大法要への追悼文だけで済ませてきたのだ。震災の犠牲者と虐殺の犠牲者は違う。虐殺は地震の被害一般ではなく、明らかに日本人に巣くう差別・排外主義の問題である。
 一方、右翼団体「日本女性の会 そよ風」は、今年も「真実の慰霊祭」を行おうとしている。「そよ風」は「自警団による殺害事件は正当防衛」と主張し、追悼式典に排外主義的敵対を繰り返してきた。今年はあろうことか、朝鮮人犠牲者追悼碑前での「慰霊祭」を行うと予告してきた。絶対に許してはならない!
 われわれは追悼式典の準備段階である午前一〇時から式典防衛の闘いに合流した。午前・午後ともに追悼式典は、右翼の敵対をよせつけず無事に終了。式典の防衛を貫徹したところで、防衛隊全体はいったん午後三時に解散となった。
 しかし、「そよ風」を先頭にレイシストらが午後四時前に公園内に集結しはじめ、朝鮮人虐殺を正当化する集会を強行しようとした。しかも、あろうことか東京都は、すでにヘイト認定されている虐殺正当化の集会に公園使用を認め、朝鮮人犠牲者追悼碑の前まで通行させるというではないか。
 カウンターに集まった人々が自然発生的に座り込み、激しい抗議を行った。結果、「そよ風」等は追悼碑まで進むことができず退散したのである。
 朝鮮人虐殺の歴史歪曲を許すな! プロレタリア国際主義で差別・排外主義と闘おう!

 


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