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 ■12・9 福岡
 

 パレスチナに平和と自由を!

 150名がスタンディング



 二〇二三年一二月九日、福岡市中央区天神のパルコ前で『パレスチナに平和と自由を!
スタンディング』(呼びかけ:福岡県総かがり実行委員会)が行われた。福岡市では四回目の、イスラエル軍のガザ地区攻撃停止を求める行動だ。
 この行動には、約一五〇人(主催者発表)が結集した。パレスチナ国旗や「ガザに平和を!」と書いたプラカード・横断幕などを掲げた参加者は、イスラエル軍が行っているガザ地区への無差別攻撃とパレスチナ人に対する殺戮(この時点での死者数は一万七四八七人。パレスチナ赤新月社発表)の即時停止をリレートークで訴えた。私たちも含む一三人が「イスラエルは無差別大量虐殺やめろ」「ウクライナに平和を」「戦争をやめろ」などと発言した。
 前日の八日、ガザ地区南部への避難を求めておきながら避難民が逃げ込んだ南部のハンユニス市へ、イスラエル軍は激しい攻撃を行った。これを見てグテーレス国連事務総長は、国連憲章九九条を発動し、安保理に対して停戦を求めるよう要請した。アラブ首長国連邦など約百カ国が即時停戦を求める共同決議案を提出した。日本時間の九日午前六時前から開かれた緊急会合で決議案の採決が行われた。一五カ国のうち、日本など一三カ国が賛成したものの、常任理事国のアメリカが拒否権を行使したため決議案は、否決された。
 イスラエルのガザ地区攻撃を軍事的、外交的に支援するアメリカを非難する発言が、このスタンディング参加者から相次いだ。チュニジア人の参加者が、「パレスチナに自由を。ガザ攻撃をやめろ」と英語で訴えた。涙声で「パレスチナ人の子どもが戦争で死んでいくことには、耐えられない」と発言した人がいた。停戦のために動こうとはしない岸田政権に対する批判の声もあった。
 大勢の通行人が行き交う土曜日の夕方に行われたスタンディングは、パレスチナ民衆への連帯と、イスラエル、アメリカ、そして岸田政権へ強い怒りの声をあげる行動だった。

 


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