共産主義者同盟(統一委員会)







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 ■1・14 三里塚
 

 反対同盟、新年デモと団結旗開き

 耕作権裁判闘争を闘い南台農地を守り抜く決意固める



新年デモ

 一月一四日、三里塚において、二〇二四年第一波の新年デモが闘われた。全国から労働者、学生、市民団体、一五〇人が結集した。
 午前一一時、市東孝雄さんの南台の畑に結集し、新年デモ前の打ち合わせが開始された。
 反対同盟事務局の伊藤信晴さんがあいさつに立った。「市東さんの南台の畑が重要な局面に入り、耕作権裁判が展開されています。認証尋問なんですが、位置の特定を巡って、空港会社の資料に現れているように農民をなめきっている。証拠にならないデタラメな証拠の資料を集めてきている。耕作権裁判に勝ち抜いて、戦争情勢を覆していく。世の中を変えていく」と市東さんの農地を守り抜いて、空港機能強化を打ち砕こうと訴えた。
 太郎良陽一さんの音頭でシュプレヒコールをあげ、天神峰の市東さん宅に向かってデモ行進に出発した。晴天の北総大地にシュプレヒコールを響かせ、戦闘的なデモを貫徹した。

団結旗開き

 午後、場所を芝山町に移動し、団結旗開きが開催された。
 宮本麻子さんの司会で開会し、伊藤信晴さんが主催者あいさつに立った。伊藤さんは「戦時情勢という状況です。パレスチナ・ガザでは、見るに堪えない虐殺行為が行われている。帝国主義は許せない存在です。帝国主義を打倒する闘いに決起する」と、反戦闘争を闘う決意を述べた。さらに「成田空港の空港機能強化策は、年間発着回数を五〇万回に増やすという騒音地獄を強制する。飛行制限が深夜一時から朝の五時までという、睡眠時間四時間が強制される」と周辺住民の生活破壊の実態を暴露した。「周辺住民が騒音訴訟団を結成した。市東さんの農地決戦は、市東さんの農地を守るだけではなく、周辺住民の生活を守る闘いにつながる。耕作権裁判が決定的に重要になってきている。成田軍事空港を粉砕するために全力で闘おう」と訴えた。
 つぎに、萩原富夫さんが「闘争宣言二〇二四」を読み上げた。闘争宣言では、「昨年二月の市東さんの天神峰農地強制執行阻止を実力で闘い抜いた」地平を確認し、南台の農地を守る闘いとして、耕作権裁判闘争を闘い抜くことなどが提起され、拍手で確認された。
 市東孝雄さんがあいさつに立った。会場の参加者から大きな拍手が湧き上がった。市東さんは次のように語った。
 「去年の今頃は強制執行がいつ来るかというなかでの闘いでした。強制執行阻止闘争は皆さんの力が一つになり、いい闘いが展開できたと思います。反対同盟五八年の闘いは、ますます厳しくなるかもしれません。沖縄における軟弱地盤の工事、そして、三里塚においても空港機能強化の工事が強行されてきた。国の国策の中には住民はいない。そういうやり方に、私たちは、常に声をあげて諦めずに闘う。二〇二四年も元気に、明るく楽しく闘っていこう。今年もその意気込みで闘います」。
 そして市東さんの音頭で乾杯した。
 動労千葉、全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の連帯あいさつが行われた。
 バンド演奏が行われ、その後に、結集した各団体が次々に発言に立った。成田市や芝山町など成田空港周辺市町の騒音訴訟原告の住民の発言では、反対同盟の闘いともに、空港機能強化阻止の闘いを闘い抜く決意が述べられた。
 発言に立った共産主義者同盟(統一委員会)の同志は、昨年の二月の強制執行攻撃に対して、市東さんを先頭に実力闘争を闘い抜いた勝利を確認。強制執行された後も不屈に営農を続けている市東さんの闘いが、日帝国家権力と空港会社を追い詰めていると、三里塚闘争の勝利的地平を確認した。さらに、沖縄、反戦・反基地、反原発、国際連帯闘争に決起し、日帝―岸田政権打倒を闘う決意を明らかにした。
 「反対同盟歌」を参加者で斉唱。行動提起に立った太郎良さんが、耕作権裁判闘争への結集と、3・31芝山現地闘争への結集を呼びかけた。最後に団結ガンバローで二〇二四年を闘い抜く決意を打ち固めた。

 


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