共産主義者同盟(統一委員会)







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 ■2・4 福岡市
 

 パレスチナに平和と自由を! 緊急行動

 ガザ大虐殺を糾弾する集会・デモ





 二〇二三年一〇月七日にガザ地区で活動する武装組織ハマスなどがイスラエルに大規模な攻撃を行ったことを口実にして、イスラエルは報復作戦を開始した。イスラエルが発表したハマスの攻撃による死者数は一二〇〇人、対して二〇二四年二月四日ガザ地区の保険省によると、報復攻撃による死者数が二万七三六五人、負傷者数は六万六六三〇人。これは報復に名を借りた虐殺だ。
 昨年一二月一二日に国連総会は緊急特別会合を開催した。エジプトの決議案は、即時の人道的停戦や、民間人の保護に関する国際法上の義務の遵守、全ての人質の即時かつ無条件の解放などを求めた。一八六カ国中一五三カ国の賛成で採択された。反対は米国、イスラエル、オーストラリアなど一〇カ国、棄権が英国、ドイツなど二三カ国。
 南アフリカはジェノサイド条約違反に当たるとして国際司法裁判所に提訴し、一月にイスラエルにジェノサイドの防止を命じた仮処分が出ている。それにも反しイスラエルはガザ地区の南側に位置する生存者の最後の避難所であるラファ地区に侵攻しようとしている。南アフリカ大統領は、ラファへの侵攻は大規模な殺害や破壊につながると指摘し仮処分にも違反していると声明を出した。そして、世界各国で数万規模の民衆が即時停戦を求め、立ち上がっている。
 福岡市で二月四日「パレスチナに平和と自由を! 緊急行動」の呼びかけで、「国連決議と国際法を無視するイスラエル軍のガザ地上侵攻・大虐殺を糾弾する」集会・デモが行われた。パレスチナ人など多くの国々のムスリムの人たちと日本人三〇〇名が参加した。
 集会で福岡パレスチナの会の方は、ガザの国連職員七人が一〇月七日のイスラエルへの攻撃に協力していたとして、米国が国連難民帰還への資金送金を停止したことを批判した。欧州と日本も止めるという。四万人もいるガザの国連職員のなかにハマス支持者が七人いるとしても、それを理由に、やっとつないでいるパレスチナの子どもや女性の命綱を完全に奪うのかと、怒りを表明した。
 次に、パレスチナ人の一四歳の少年と一六歳の少女が、七五年前からイスラエルによる虐殺が続いていることを訴えた。停戦のために世界の声が必要だ。家を失い、食料や水が不足し空爆で子どもや女性たちが苦しんでいるのだ。
 つづいて日本の若い労働者が、伊藤忠商事がイスラエルの軍需企業と提携しているのに対して抗議行動を毎週行っていると報告した。さらに、パレスチナ支援の市民がガザの人たちに生き延びてもらうための支援のお金を送ろうと訴えた。気候正義を掲げる若者が連帯の発言をし、国際ジャーナリストの方が黙とうとイスラム教のお祈りをおこなった。
 集会後天神周辺をデモ行進した後、総括集会でも参加した多くのムスリムや米国籍などの外国人が虐殺をやめよと訴えた。最後のシュプレヒコールで「子どもを殺すな、戦争やめろ、フリーフリーパレスタイン」と声をあげた。

 


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