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■2・29 東京 米韓合同軍事演習を中止しろ! アメリカ大使館抗議行動 米軍と韓国軍は三月四日から一一日に合同軍事演習「フリーダム・シールド」を強行した。朝鮮半島―東アジアの軍事的緊張を劇的に高めるものであり、絶対に看過することはできない。その直前の二月二九日午後、「資本主義を超える新しい時代を拓く反戦実行委員会(反戦実)」が呼びかけて、「韓米合同軍事演習を中止しろ! アメリカ大使館抗議行動」が取り組まれた。 司会のあいさつがあり、呼びかけ団体の反戦実が最初の発言に立った。この演習は、ミサイル情報、サイバー空間、宇宙空間に至るまで日米韓の軍事同盟を強化するものであり、昨二〇二三年に最大と言われた演習をさらに上回る攻撃的な演習としてなされることを暴露し、弾劾した。また、日本が国連軍に参加することを目指していることを強く批判した。 ビデオ通話で韓国からの連帯あいさつがなされ、アジア共同行動の仲間が通訳した。没落しつつある米帝国主義が、その危機を乗り切るために世界中で戦争を仕掛けているのだと、バイデン政権を批判した。アメリカと日本が朝鮮半島に武器を配置し、着々と戦争を準備していることを批判。アメリカは核戦争を想定した作戦計画を立てており、このまま進めば一大核戦争が現実化する、と弾劾した。さらに、戦犯国家―日本の自衛隊が韓国に上陸して展開しようとしていることを強く非難した。史上最大規模の軍事演習に反対し、この戦争状況を打ち破っていくために共に闘うことを訴えた。 続いて、韓青同が発言に立った。これまでの朝鮮半島の南北には統一を指向する関係があったのに、韓米、韓米日の軍事演習が繰り返され、強められる中で、敵対的な関係が進み、かつてないレベルで戦争危機が高まっていることを告発した。結果として韓国国内民衆の安全を脅かしていると弾劾した。その上で、これからも共に闘っていくことを呼びかけた。 統一マダン東京実行委は、一触即発の戦争危機が高まっている中で、韓国国内の反米闘争が高まっていることを訴え、ともに闘うことを呼びかけた。 さらに、総行動、全関東単一労働組合、アジア共同行動が発言を行なった。 アジア共同行動は、米―バイデン政権と日本の岸田政権が、この朝鮮半島の危機的な戦争状況を作りだしていることを弾劾した。そして、朝鮮侵略戦争勃発の可能性が急激に高まっている現状を深刻に捉えて軍事的敗北の致命的要因になりうる「同族への攻撃のためらい」を予め拭い去るために朝鮮労働党と朝鮮民主主義人民共和国が決定した南北統一事業の破棄とそれによる南北在外朝鮮人民内部での激震の責任が、日米帝だけでなく、その策動を阻めずにいるわれわれ日本労働者人民にもあると自己批判した。それゆえに、台湾、中国、韓国、共和国の人たちがもう一度見直すような闘いを実現していくことを決意表明した。 司会がまとめを行った。最後に参加者全員で米大使館に向けて、米韓合同軍事演習反対のシュプレヒコールを叩きつけて、この日の行動を終了した。 |
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