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■3・9 京都 バイバイ原発きょうと 円山野音に1100名 京都市内の円山野外音楽堂で「バイバイ原発3・9きょうと集会」が開かれた。あられまじりの小雨が降る天候のなか、主催者発表で一一〇〇人が集まった。 バイバイ原発きょうと実行委の森垣郁江さんは、岸田政権のもと安保三文書で大軍拡が進んでおり、原発のない社会は遠のいたが決して諦めないと訴えて、開会を宣言した。 政党・国会議員の紹介に続き、メインのゲストのおしどりマコ・ケンさんから「福島原発事故を追いかけて一三年」というテーマで講演があった。自身の経験を通して語られる3・11以降の言論統制ともいえる状況への怒りや、先輩たちの「芸人は国のためにしゃべったらいかん」という教えに支えられた一三年を語った。事実を伝えるために活動してきたこと、海外の若者たちが日本に暮らす人より福島原発事故を詳しく知っていることへの感動などが話され、会場はたいへん盛り上がった。 続いて、原発賠償訴訟京都原告団からリレー形式で、一三年間の思いや、東電と国の責任を問う決意が語られた。二〇二二年の最高裁6・17判決が国の責任を免罪したこと、声を上げれば「風評加害」と言われる状況が作り出されていることを糾弾した。バイバイ原発きょうと大学生有志からの発言や、海外からの連帯メッセージの紹介に続き、京都地裁大飯原発差止訴訟弁護団から渡辺輝人事務局長が「能登大地震と関西電力」というテーマで発言を行った。 原発全廃を実現したドイツからの「世界中の原発即時停止!」のメッセージや、清水寺貫主をはじめ各界からの多彩なメッセージが紹介された。集会で配布された「デモ割チケット」を持って行けば、デモの趣旨に賛同する協力店で割引を受けられるなど、いろいろな工夫がされた集会だった。集会後、参加者たちは祇園石段下から京都市役所までのデモ行進を行った。 |
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