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■3・11 東京 脱原発・経産省前大集会 経産省前テントひろば呼びかけに200名超が参加
福島原発事故から一三周年となる三月一一日午後、脱原発・経産省前テントひろば呼びかけの脱原発・経産省前大集会に二〇〇名が参加した。 経産省前テントひろばは、二〇一一年の九月一一日の反原発集会時に経産省前のスペースに電撃的に建てられ、以降二四時間泊まり込みの体制で維持されてきた。右翼ファシストによる幾度かの襲撃・破壊攻撃と実力で対峙しつつ、脱原発を目指す労働者人民の交流、情報交換の拠点として維持されてきた。 テントひろばは、一六年八月二一日に、機動隊、公安警察によって強制撤去されたが、その後も経産省前での座り込みという形をとり、現在まで一日も休むことなく継続されている。 午後二時から集会が開かれ、はじめにテントひろばの三上治さんが主催者挨拶を行った。続いて作家の落合恵子さん、国会議員の福島瑞穂さん、菅直人さんらがそれぞれの立場から連帯発言を行った。 福島からは、「原発いらね! 福島女と仲間たち」の黒田節子さん、「希望の牧場・ふくしま」の吉沢正巳さんからのメッセージが寄せられた。両氏のメッセージでは共通して、放射能汚染水海洋放出に反対する「請戸川河口テントひろば」が昨秋に開設されたことが報告された。またテント設置に対して、福島県による立ち入り道路の封鎖など、強制撤去に向けた攻防が始まっており、現地闘争への結集が呼びかけられた。 北陸電力志賀原発の廃炉を訴え続けている富山市の「命のネットワーク」事務局の藤岡彰弘さんは、一月の能登半島地震の際に、避難ルートが土砂崩れによって寸断された結果、逃げることすらできずに、長期間にわたり孤立状態を強いられた人びとが多数いたことを問題にした。このことからも、原発での重大事故発生時に、電力会社および国がいう「住民避難計画」などはまったくの絵空事だと批判し、原発の即時廃炉を強く訴えた。 発言の合間には、朴保さん、守屋真実さんの歌、演奏が行われた。法政大学名誉教授の奈良本英佑さんからは、イスラエルによるパレスチナ人民大虐殺を停める闘いへの参加が呼びかけられた。 さらに、柏崎刈羽原発、東海第二原発再稼働反対運動の取り組みの報告や、テントひろばの座り込みの各曜日担当者からの活動報告、参加の呼びかけなどが行われた。 最後にテントひろばから、その後に取り組まれる日本原電抗議行動、東電本店抗議行動への参加が呼びかけられて集会は終了した。 |
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