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■3・31 三里塚 芝山廃村化阻止 市東さんの農地を守ろう 反対同盟先頭に芝山町をデモ 三月三一日、芝山文化センターにおいて、「空港機能強化粉砕! 市東さんの農地を守ろう! 3・31芝山現地闘争」が三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で取り組まれた。全国から三四五人が芝山現地に結集した。 はじめに、昨年二月の強制執行阻止闘争、本年の2・28現地闘争、3・18耕作権裁判闘争を記録編集したDVDの上映が行われた。 集会は、太郎良陽一さん、宮本麻子さんの司会で始まった。 主催者あいさつに立った東峰の萩原富夫さんは、戦争体制構築と一体に進められる成田空港機能強化のB滑走路再延伸地域と第3滑走路準備工事地域の監視行動、芝山町菱田でのデモを中心に報告した。 動労千葉などの連帯挨拶につづいて、「市東さんの農地を守る沖縄の会」の川野純治さんと金治明さんが登壇した。川野さんが「岸田自公政権の琉球弧の軍事要塞化に対して、11・23一万人集会が成功した」ことを報告。「うるま市、石垣ではミサイル配備に対して闘っている。アジアの人たちに銃を向けてはならない。辺野古新基地建設を阻止しよう」と訴えた。 天神峰の市東孝夫さんが壇上に立つと、会場から大きな拍手が沸き起こった。市東さんは「昨年二月の強制執行阻止闘争から一年が過ぎました。畑は少なくなりましたが、皆さんの力で、農業ができるようになりました」と報告。耕作権裁判では、空港会社が、あるはずの証拠を出さないことを怒りを込めて弾劾し、「南台の農地を取られるわけにはいかない。天神峰の地で農業を続けていく」と不動の決意を明らかにした。 反対同盟顧問弁護団、市東さんの農地取り上げに反対する会、全国農民会議などの発言が行われた。 反対同盟の伊藤信晴さんが「機能強化粉砕に向けた戦闘宣言」を行った。第3滑走路建設を中心にした空港機能強化の工事が始まった中で、芝山町での移転強要―廃村化攻撃の現状を説明。伊藤さんは、市東東市さんの闘魂を受け継いで闘うことを決意表明した。 空港周辺住民からの訴えでは、機能強化による騒音激化に対して、地域住民が原告となった「成田空港騒音被害訴訟団」の方が発言した。千葉地裁において深夜早朝の飛行差し止め訴訟を闘っている報告が行われた。 共闘団体の発言で壇上に立った、日本反帝戦線の同志は、耕作権裁判闘争と空港機能強化阻止闘争を闘う決意を表明した。戦争攻撃を強める岸田政権を打倒すべく、四月岸田訪米―日米首脳会談反対闘争として4・9首相官邸前行動に決起する方針を明らかにした。そして、琉球弧の戦場化阻止、原発再稼働、汚染水海洋放出反対の今春期闘争方針を明らかにした。 集会の最後に太郎良さんが行動提起を行った。耕作権裁判闘争への決起、七月七日農楽まつりへの結集、空港拡張反対署名の取り組みを訴えた。そして、ガンバロー三唱で、集会を締めくくった。 集会終了後、芝山文化センター前で隊列を組み、反対同盟を先頭に芝山町デモに出発。「空港機能強化粉砕」「市東さんの農地を守り抜く」「芝山廃村化阻止」を訴え、意気高くデモ行進を貫徹した。 |
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