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■4・14 沖縄 「県民大集会」に1800名決起 うるま陸自訓練場断念の勝利で辺野古新基地阻止へ決意 当初六日予定が大雨洪水警報のため延期となった「民意・自治・尊厳を守り抜く県民大集会」が四月一四日、大浦湾埋立て工事海域が間近かに見える名護市瀬嵩(せたけ)の浜で開催された。主催は、「辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議」で、朝からの雨模様で清明祭シーズンにもかかわらず、一八〇〇名の人々が結集した。海では日常的に闘い抜くヘリ基地反対協海上行動チームが抗議船とカヌーを繰り出し、集会参加者とエールを交換した。 集会は冒頭から勝利感あふれるものとなった。それは、一一日に地域自治会・うるま市民を先頭とした市内外総ぐるみの闘いによって陸自訓練場建設計画断念をかちとったからだ。辺野古代執行訴訟での最高裁門前払いと大浦湾埋立て工事強行という「国策」強要と真っ向から闘い続けてきた辺野古の闘いにとっても、そして沖縄・琉球弧の軍事要塞化と闘い抜く島々の人々にとっても大きな勇気と確信をもたらす大勝利となった。 登壇した玉城デニー知事も、うるま陸自訓練場断念勝利を歓迎し、沖縄に過重な負担を強いる米軍基地に加えて自衛隊増強にも反対し、「新たな自衛隊基地は造らせない」と明言した。そして「辺野古新基地は絶対に認めない。未来の子ども達に対する最大の責任として、沖縄を二度と戦場にさせない」と不退転の決意を表明した。 集会では、糸数慶子共同代表の主催者発言と、徳田博人琉大教授による地方自治確立への民意の総結集を訴えるミニ講演、国会包囲行動など沖縄と連帯した闘いを継続している総がかり実行委員会の小田川共同代表からの電話メッセージを受けた。沖縄選出国会議員団(うりずんの会)と六月改選に望む「県」議会与党会派代表、山城博治現闘部代表らが決意を表明した。また歌三線奏者の桑江さんや海上行動チームで小学校教師の松川さんからのメッセージもあった。 集会は最後に、「沖縄を犠牲にする不当な最高裁判断を許さず、辺野古新基地建設断念と普天間基地の閉鎖・撤去、オスプレイの配備撤回を求め、沖縄を二度と戦場にさせない」とする集会アピールを確認し、金城徹共同代表の発声で団結ガンバローを三唱して閉じた。 |
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