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  ■5・18 沖縄
 「復帰52年5・15平和とくらしを守る県民大会」

 
「基地のない沖縄」「戦争のない世界」を宣言




 「とめよう日本の軍事大国化 つくろう平和な世界を 復帰五二年5・15平和とくらしを守る県民大会」は、五月一八日の一二時三〇分から宜野湾市立グラウンドで開催された。
 県民大会の開会に先立ち、全国から参加した平和行進団が続々とグラウンドに到着した。早朝から普天間基地を南と北から包囲する形で行われた。
 県民大会の開会が宣言された。
 今年は梅雨入りが遅く、快晴の空の下に二三〇〇名が結集した。主催の5・15平和行進実行委員会・共催団体のフォーラム平和・人権・環境の挨拶が行われ、玉城デニー知事が登壇した。
 玉城知事は、「復帰後五二年経っても変わらない米軍基地が沖縄の発展を妨げており、辺野古埋め立てが県民の意志に反して強行されているが、沖縄戦を語り継ぎ、東アジアを戦場にしないために沖縄の心を世界に発信しよう」と訴えた。
 続いて国会議員・県議会議員の挨拶を受けた。さらに、普天間基地爆訴訟団の新垣青涼団長が発言に立った。普天間ではパイロットの顔が見えるほどの低空で二四時間訓練をしている、今日は平和行進があるためか米軍機が飛んでいないが、その騒音を体験してほしいと訴えた。
 海外ゲストとして登壇した韓国基地平和ネットワークのシン・ジェウクさんは、前日に七三三四日目の辺野古埋め立て阻止行動に参加したことを報告し、海を越えて平和の手を取り合おうと呼びかけた。
 その後、普天間基地包囲コース北ウイング・南ウイングの平和行進に参加した労働組合の参加者からの報告、「本土」代表からの発言が行われた。
 大会宣言では、辺野古での新基地建設の進行や、与那国、石垣、宮古でのミサイル部隊配備を糾弾した。うるま市での陸自訓練場建設計画を白紙撤回させた住民運動の勝利を、すべての訓練場や弾薬庫建設の撤回につなげる希望が見えたと述べた。他方で、与那国町長の「一戦を交える覚悟が問われている」という発言の責任を厳しく問うた。「外交や国防は国の専管事項」は憲法違反であり、日本を戦争国家にする岸田政権の暴走を食い止めよう、五月沖縄県議選に勝利し、基地のない沖縄、平和な日本、戦争のない世界の実現をめざすことを宣言した。

 


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