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  ■6・30
  AWC首都圏集会

  戦争・改憲の岸田政権打倒 アジアから米軍総撤収

  



 六月三〇日午後、渋谷区勤労福祉会館において、「戦争・改憲に突き進む岸田政権を打倒しよう! アジア人民とともに米軍を総撤収しよう! 6・30首都圏集会」が開催された。
 はじめにAWC韓国委員会の方を講師に、「朝鮮半島をめぐる情勢と動向」と題したパワーポイントを使って講演が行われた。
 講演の内容は、朝鮮半島の軍事的動向を中心としたものだった。米帝―バイデン政権の新国家安全保障戦略の下で、対中国、対朝鮮民主主義人民共和国(以下、共和国)の軍事包囲網づくりの、多国間安保=東アジア版NATO構築が進んでいる。韓国では右派尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が、米帝と一体となって米韓、日米韓などの合同軍事演習を連続的かつ大規模に強行していることが明らかにされた。尹錫悦は、「力による平和」を基調にしており、韓国独自の核武装の必要性にも言及しつつ、先制攻撃戦略への転換をはかっていることを批判した。また、これらの尹錫悦政権の動向は、共和国に対する戦争挑発そのものであり、朝鮮半島の軍事的緊張の高まりを引き起こすものだと批判した。
 さらに、ゲスト講師が韓国で中心的に取り組んでいる脱核(=脱原発)運動にも言及した。日本と同様に老朽原発の運転期限延長・再稼働や小型モジュール原発新増設が策動されており、この攻撃との闘いの重要性が提起された。
 AWC韓国委員会からの講演を受ける形で、集会後半では日本での軍事動向やさまざまな闘いの報告が行われた。
 「戦争に協力しない! させない! 練馬アクション」の池田五律さんは、主に「日本の軍拡の現状」について講演した。池田さんは、ロシアによるウクライナ侵略戦争を契機にして急速に推し進められる日本の大軍拡、戦争国家化(=国家改造)の現状について、さまざまな角度から暴露した。とりわけ岸田政権の先制攻撃戦略への大転換に伴う、琉球弧をはじめとした軍事要塞化の動きと、それに対応した現代版の陸軍参謀本部=統合作戦司令部創設や、多国間安保構築に伴う自衛隊の「外征軍」化の現状について触れた。
 さらに、日本版CIAである「能動的サイバー防御」関連法が次期臨時国会で上程されようとしており、これを阻止していくことを呼びかけた。
 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲尊さんは、沖縄での米兵による少女暴行事件、それを隠蔽していた外務省、検察庁、沖縄「県」警察を弾劾するとともに、辺野古新基地建設強行をはじめとする琉球弧の軍事要塞化阻止の行動への参加を訴えた。
 韓国サンケン闘争でっち上げ弾圧当該の尾澤孝さんは、控訴審における一切の証人申請却下=「門前払い」結審を弾劾し、裁判長忌避を含めた反撃の闘いへの参加を呼びかけた。
 AWC首都圏の仲間からは、緊急アピールとして、東京都知事選での部落差別、韓国・朝鮮人への差別煽動が掲示版を利用する形で頻発していることについて、その事例を写真で示しながら弾劾した。
 最後に、司会から「6・30AWC首都圏集会アピール」が読み上げられた。全体の拍手をもって確認され、集会は締めくくられた。

 


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