共産主義者同盟(統一委員会)






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  ■7・7 三里塚
  市東さんの南台農地からデモ

  
萩原さんの畑で農楽まつり
  



 七月七日、三里塚芝山連合空港反対同盟が、「戦争絶対反対! 市東さんの南台農地を守ろう! 7・7農楽まつり」を開催した。一八〇名の労働者・市民・学生が三里塚現地に結集した。
 農楽まつりの前に、「用地内」デモが取り組まれた。炎天下、市東さんの南台の農地に続々と労働者・市民・学生が結集する。南台の農地にはトウモロコシなど夏野菜がすくすくと育っている。
 デモ出発前に、事務局の太郎良さんがあいさつに立った。耕作権裁判によって、南台の農地も強制執行攻撃がかけられている状況を語り、三里塚農民の闘魂、生活と営農を守るという決意で、市東さんの南台の農地を守り抜き、成田空港建設を阻止しようと力強く訴えた。そして、参加者全員がシュプレヒコールをあげ、デモに出発した。
 デモコースは、旧小見川県道を進み、第3誘導路のトンネルをくぐり、市東さん宅前を通り、萩原さんの清水の畑までだ。市東さん宅前に差し掛かると、昨年の二月一五日の強制執行によって、天神峰の農地だった場所が鉄板フェンスで囲まれている。中は雑草で荒れ地に変わり果ててしまっている。あらためて生活と営農を破壊する空港建設に怒りが煮えたぎる思いだ。
 萩原さんの清水の畑に到着すると、木陰に入り、冷えた飲み物や、かき氷がふるまわれた。焼きそば、豚汁、スイカが配られ、参加者は舌鼓をうっていた。
 正午、婦人行動隊の木内敦子さんの司会のあいさつで、農楽まつりが開始された。
 主催者あいさつに立った事務局の伊藤信晴さんは、まず沖縄の米兵による性暴力事件とその隠蔽を徹底弾劾した。そして成田空港機能強化策について、「現状はLCC(格安航空会社)と貨物機が中心となっている。海外路線は、羽田空港が中心となっており、これ以上空港を拡張する必要性がない。日帝―岸田政権の狙いは、成田の軍事使用だと暴露し、徹底弾劾した。「腐りきった日帝―岸田政権を労働者人民の怒りの決起で打倒しよう」と訴えた。
 連帯あいさつでは、動労千葉と関西実行委が発言した。
 反対同盟顧問弁護団は、耕作権裁判が結審を迎え、年度内に判決が出されようとしている現状を報告し、空港機能強化策を阻止し、南台農地を守り抜く決意を明らかにした。
 歌と演奏では、「いなのとひら・のとこば」が軽妙な演奏で、岸田政権の腐敗を断罪する曲を次々と披露した。
 婦人行動隊の宮本麻子さんがカンパアピールを行い、続いて参加者のリレートークが行われた。
 発言に立った二旗阻止全国共闘の闘う仲間は、次のような発言を行った。①耕作権裁判に勝利し、市東さんの農地を守り抜く。②空港機能強化策を粉砕する闘いを反対同盟とともに闘い抜く。空港周辺地域一斉行動、現地調査やデモなど反対同盟の闘いに二期阻止全国共闘も協力し、周辺地域住民とともに空港機能強化策を阻止する闘いを広めていく。③日帝の侵略反革命戦争攻撃を許さない反戦闘争、反基地闘争として闘い抜く。この三点の決意表明を行った。
 反対同盟の発言に、天神峰の市東孝雄さんが立ち、ひときわ大きな拍手が沸き起こった。市東さんは、「三里塚闘争五八年、三里塚はみなさんとともに勝利することを心がけている。誰かが声を上げなければ、今の政府は無茶苦茶なことをやってくる。一人でも多く声を上げる。それも明るく楽しく闘い抜いていこう」と訴えた。 
 まつりの締めくくりに、反対同盟が前に並び、事務局の萩原富夫さんが発言に立った。まず、五月に沖縄辺野古での座り込みを闘い抜いた報告を行った。そして、「全国各地で反戦闘争を闘い、パレスチナの虐殺や、ウクライナとロシアの戦争を止める」、沖縄に連帯する闘いを闘おうと呼びかけ、団結ガンバロー三唱の音頭をとった。
 最後に反対同盟の歌を参加者全員で斉唱し、盛況のうちにまつりを終えた。

 


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