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■8・10 東京 オスプレイ撤去 大浦湾くい打ち止めろ! 琉球弧の戦場化 相次ぐ米兵性暴力許すな 沖縄県民大集会に呼応し集会・デモ 八月一〇日午後、「沖縄は怒っているぞ ヤマトだって怒りなさいよ 東京集会」が開かれた。主催は「辺野古への基地建設を許さない実行委員会(辺野古実)」。参加者は二〇〇名を超え、主催者が急遽椅子を追加する盛況となった。 これは、「辺野古新基地建設を造らせないオール沖縄会議」が主催する、「欠陥機オスプレイの飛行停止と普天間飛行場の閉鎖・返還を求め米兵の少女暴行と政府による事件隠ぺいを糾弾する8・10沖縄県民大集会」に呼応する東京での同時行動としての取り組みだ。 午後二時三〇分から文京区民センターにおいて、辺野古実の平良愛香さんの司会のもとで集会が開かれた。 はじめに、去る七月六日に取り組まれた、沖縄・米軍キャンプシュワブ前での座り込み一〇年ヒューマンチェーンの記録が上映された。 つづいて辺野古実の山野澄子さんが以下の趣旨で主催者あいさつを行った。本日の行動がオスプレイ撤去、大浦湾へのくい打ち阻止、琉球弧の戦場化を許さない、相次ぐ米兵の性暴力事件糾弾をかかげた沖縄県民大集会に呼応した「本土」での同時行動としての取り組みであると語った。 また山野さんは、「ヤマトだって怒りなさいよ」という集会名称についても触れた。「(これは)沖縄目線での怒りの共有の呼びかけとしてある。人口の圧倒的多数を占めるヤマトがワジワジー(腹立たしさを表す感情)すれば、展望が開けるはずだと大きな期待を寄せている」と語った。 「横田・基地被害をなくす会/横田基地公害訴訟原告団」の棣棠 淨(ていとう きよし)さんは主に次のように発言した。米軍横田基地所属のCV―22オスプレイが昨年一一月に屋久島沖で墜落(搭乗員八名全員死亡)して以降、全面飛行停止されていたが、根本的原因が解明されぬまま、七カ月後の本年三月に飛行停止解除が強行された。棣棠さんは、日米合わせて五一機以上が配備されているオスプレイ全面撤去をかかげて、全国のオスプレイ撤去運動が連携していくことを呼びかけた。 「STOP! 辺野古埋め立てキャンペーン」の加藤宣子さんは、八月一九日にも強行されようとしている大浦湾への杭打ち強行に対する闘いの報告を、辺野古カヌーチームなどの撮影した大浦湾海上での闘いの映像を見ながら行った。 小嶺博泉さんは、自衛隊与那国駐屯地開設(二〇一六年)につづき、対中国軍事包囲網形成のために、電子戦部隊や地対空ミサイル部隊配備が追加配備されようとしている現状について、与那国島現地からのリモートでの報告を行った。 沖縄県民大集会に参加中の「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」の安次嶺美代子さんは、現地からリモートで発言した。安次嶺さんは、相次ぐ米兵性暴力を強く糾弾するとともに、日本政府がその事実を知りながら、沖縄県議選を含む長期間にわたって隠蔽していた事実を徹底弾劾した。 集会終了後にはデモ行進が行われた。三五度に迫る酷暑の中、参加者はオスプレイ撤去、辺野古新基地建設阻止、琉球弧の戦場阻止、米兵による性暴力糾弾を口々に訴え、沿道の市民に注目と連帯を呼びかけた。 |
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