共産主義者同盟(統一委員会)






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 ■10・20 京都
 
反戦集会に300名結集
 
反戦反基地訴えデモ




 一〇月二〇日、一〇月国際反戦デー実行委員会の呼び掛けで、「止めよう戦争への歩み! 10・20反戦集会」が開催された。会場の円山野外音楽堂には約三〇〇人が集まった。
 この集会は、反戦・反貧困・反差別共同行動in京都の主催で、二〇〇七年以来毎年10・21国際反戦デー前後の週末に開催されてきたが、一八回目目を迎えた今回は、より広い結集を呼びかけるべく新しく実行委員会をつくって集会が準備された。
 集会冒頭、社民党幹事長の服部良一さんのメッセージが紹介され、京都憲法共同センター代表の梶川憲さんは戦争体制づくりを止めるための広範な共闘を呼びかけた。
 その後、パレスチナ人民と連帯する京大有志のメンバーが、京都大学でのパレスチナ連帯の取り組みを紹介した。ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんは、この集会に寄せた連帯メッセージのなかで、軍事化が進む宮古島の状況を紹介すると同時に、「最もよく闘う者が道を切り拓きます。……屈することなく、戦争を止める闘い、琉球弧を戦場にしない闘いに連帯して臨みましょう!」と訴えた。
 集会のメインのプログラムは「希望は戦争?」と題する野外シンポジウムであった。十数年前に話題を集めた論文のタイトルを借りて、「戦争」とは何か、「平和」とは何かを掘り下げ、戦争ではない「希望」をいかに拡散していくのかというのがこのシンポジウムの趣旨であった。
 京大教員の駒込武さんがコーディネーターを務め、パネラーとしてきょうとユニオンの服部恭子さん、京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワークの呉羽真弓さん、そして台湾からの留学生の方が発言した。
 服部さんは主要に地域ユニオン活動から見えてくる貧困の実相について、呉羽さんはミサイル弾薬庫建設反対運動に関わる思いを話した。台湾からの留学生の方は、「台湾有事」をめぐる日本での議論について、そのなかに台湾の人々の思いや姿が具体的に捉えられているだろうかと問いかけた。これらを受けて、駒込さんは「祝園」、「台湾」、そして「わたしたちの暮らし」がつながっていること、それを分かりやすい言葉や角度で多くの人に伝えていくことを呼びかけた。発言に対する質問も多く寄せられた。
 集会後には京都市役所前までのデモ行進が行われた。沿道の人たちの反応もよく、パレスチナ連帯のコールにはとりわけ外国からの訪問者の支持が多く、飛び入りでデモに参加する人たちもいた。

 


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