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■11・10 京丹後 米軍Xバンドレーダー基地反対 米軍基地いらんちゃフェスタ2024 一一月一〇日、京丹後市の丹後文化会館で、「米軍基地いらんちゃフェスタ2024」が開催された。それに先立ち、米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会は独自に基地ゲート前での抗議行動を行った。 正午、京都市内など関西各地から集まった約五〇人の仲間は、「米軍Xバンドレーダー基地を撤去しろ!」などのシュプレヒコールで基地ゲート前での抗議行動を開始した。地元・宇川からは永井友昭京丹後市議が駆けつけた。 永井さんは土地利用規制法による基地周辺の「特別注視区域」への指定や、日米共同統合演習キーンソード25の一環として実施された基地周辺での「日米共同基地警備訓練」など、京丹後での基地強化・戦争体制づくりの状況を報告した。 その後、大阪や滋賀、京都からの参加者が発言した。そのなかで、大阪全労協の仲間は、大阪南港に現在、米海軍の機雷掃海艦が寄港していると報告し、空港・港湾など民間施設の軍事利用を弾劾した。京都・祝園ミサイル弾薬庫建設問題を考える住民ネットワークの方も発言し、注目と連帯を訴えた。 午後一時半から京丹後市峰山町の丹後文化会館で開催された「米軍基地いらんちゃフェスタ2024」(主催は米軍基地建設を憂う宇川有志の会、米軍基地反対丹後連絡会)には、昨年を上回る約四〇〇人が集まった。永井友昭さんが現地報告を行い、続いて京都府議会議員の水谷修さん(日本共産党)が記念講演を行った。 水谷さんはその講演で、京丹後、舞鶴、福知山、祝園など京都における米軍基地・自衛隊基地の強化状況を報告した。また、京都がかつての日本のアジア侵略戦争においても軍事拠点であったことにも言及した。現在の空自経ヶ岬分屯基地の前史として、朝鮮戦争に向かう過程で米軍レーダー基地が設置され、それに伴って住民に被害があったことなどを紹介し、京都を再び軍事拠点にしてはならないと訴えた。 また、協賛団体からの発言が行われ、そのひとつとして米軍Xバンドレーダー基地反対・近畿連絡会を代表して京都連絡会共同代表の瀧川順朗さんが発言した。瀧川さんは、キーンソード25に対する抗議行動を行ったことなどを報告した。その上で、日米安保体制が新たな段階へと向かうなかで、戦争・改憲に反対する運動体が共同・連帯し、大軍拡・戦争体制づくりの流れを止めようと呼びかけた。 集会終了後には、峰山町内でのデモ行進が行われた。 沖縄を最前線とする全国的な戦争体制づくりの一部として、京丹後でも基地強化・戦争準備が進行している。それに抗する現場からの闘いを積み上げ、全国各地での闘いとの結びつきを強め、沖縄・アジアの民衆と連帯して戦争体制づくりをとめるための闘いをさらに前進させていこう。 |
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