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■12・22 東京 相次ぐ米兵による性暴力事件に抗議 基地撤去!東京行動に400名超 一二月二二日、寒風吹きすさぶ新宿駅南口に、四〇〇名を超える人々が結集。配られたミモザカラーの黄色い花やプラカードを手にした参加者が、駅頭を埋めつくした。同日行われた「米兵による少女暴行事件に抗議する沖縄県民大会」に連帯する東京行動が、「基地・軍隊はいらない4・29集会実行委員会」と「沖縄・一坪反戦地主会関東ブロック」の主催で呼びかけられた。労働組合や人権団体など、二三五以上の団体がこの行動に賛同の名を連ねた。 駅頭集会は、主催団体からの怒りの発言で始まった。一年前の一二月二四日に発生した米兵による少女性暴行事件が半年も隠蔽されてきたこと、その間に防げたはずの性暴力事件が四件も発生していたこと、少女は未だ後遺症に苦しんでいること、一二月一三日の那覇地裁判決は、加害米兵に対し懲役わずか五年であったこと、「70%以上の米軍基地を押し付けられた沖縄の生活はどんなものであるか。私は日本の皆さんに怒りを覚える!」と、関東ブロックの青木初子さんが訴えた。 つづいて、沖縄出身の明有希子さんと平安名流華さんから発言があった。 明さんは、「沖縄には『〇〇かもしれない』がとても多い。私が殺されたかもしれない、私がレイプされたかもしれない、強盗にあったかもしれない、戦闘機が落ちてきたかもしれない……米軍がいることによる数々の『〇〇かもしれない』を日々感じ暮らしている。日本の皆さんはこれ以上沖縄に『〇〇かもしれない』を押し付けないでください!」と訴えた。 平安名さんは、一九四五年以来米軍が起こしてきた性犯罪事件を読み上げ、「わかっているだけでも一〇〇〇件以上ある。あなたが『防衛』という言葉を口にしたときに、このことを思い出して下さい。『防衛』のために、沖縄の女性は犠牲になってもいいのですか? 私が未だ見たことのない、安全で安心な沖縄を返して下さい!」と訴えた。最後に沖縄県民大会に寄せられた「沖縄高校生平和ゼミナール」の生徒アピールが代読された。被害に遭った少女の同世代として、事件を許さない思いがつづられ、「日本政府は今すぐ日米地位協定を改定して下さい。」「沖縄を返せ、沖縄に返せ!」と訴えている。 集会終了後、参加者は新宿駅東口へと移動し、新宿一周デモを行った。 沖縄の人々の叫びを、私たちは無視してはいけない! 米兵による性暴力事件を弾劾し、正当な裁きと謝罪を求めよう。日本政府による事件の隠蔽に抗議しよう。日米安保粉砕、沖縄・アジアからの米軍総撤収を求め闘い抜こう! |
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