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■1・12 三里塚 反対同盟、新年デモ・団結旗開き 南台の畑から空港会社弾劾するデモ 旗開きで農地守り抜く決意固める 新年デモ 一月一二日、三里塚芝山連合空港反対同盟が、二〇二五年年頭の闘いとして、新年デモと団結旗開きを開催した。 午前一〇時に東峰神社に集まった。反対同盟が神社の鳥居に新しいしめ縄を取り付けた。萩原富夫さんが、東峰神社の歴史的由来、空港を阻むように存在していることや、東峰地区住民の営農と生活の意義を説明した。 南台の市東さんの畑に再結集し、太郎良さんが新年デモを説明。参加者全員でシュプレヒコールをあげ、意気高くデモ行進に出発した。冷たい雨が降る悪天候の中、南台の畑から成田空港に接近し、成田空港会社のビルにむけて怒りのシュプレヒコールをあげた。そして東峰の開拓組合道路までのデモ行進を貫徹した。 団結旗開き デモ終了後、芝山町福祉センター「やすらぎの里」に移動し、団結旗開きが開催された。 司会の木内敦子さんのあいさつに続き、主催者あいさつに伊藤信晴さんが立った。伊藤さんは、「市東さんの農地決戦が具体的になっている」。「全力で反戦闘争を爆発させて、三里塚を闘おう」と呼びかけた。 次に、萩原富夫さんが「闘争宣言2025」(別掲)を読み上げ、参加者全員の拍手で確認した。 つづいて、市東孝雄さんが、「今日ここに集まられた皆さんと共に力を合わせることで、農地が守られている。耕作権裁判の判決が間近ですが、闘いはこれからです。まだまだ闘いは続きます。私の気力があるうちは闘い続けます。今年も楽しく闘っていこう」と力強い決意を明らかにし、乾杯の音頭をとった。 新年を迎え、新たな闘いの決意を確認する杯を交わしながら、動労千葉、関西実行委員会、関西生コン、反対同盟顧問弁護団の連帯あいさつが行われた。 途中、ミニコンサートが行われ、会場が和やかな雰囲気に包まれた。 市東さんの農地取り上げに反対する会、市東さんの農地を守る会、空港周辺住民の会など諸団体のあいさつが行われた。 共闘団体の発言で、決意表明に立った共産同(統一委員会)の同志は、「耕作権裁判において、空港会社の側が間違っていることは決定的です。市東さんの正義を貫いていく」と反対同盟とともに市東さんの農地を実力で守り抜いていく決意を明らかにした。そして、「エアーポートシティ構想」が成田空港会社を中心としたブルジョア資本の利潤追求でしかなく、三里塚をはじめ、空港周辺住民にとっては、営農・生活を破壊していくものであると徹底批判した。さらに、世界情勢が、分断と対立を極め、戦争が続いているなかで、反戦・反基地、国際連帯を掲げ、三里塚闘争勝利、日帝―石破政権打倒闘争を推進していく決意を明らかにした。 反対同盟の歌を反対同盟と参加者で斉唱し、太郎良さんがまとめと行動提起を行った。 太郎良さんは、「二〇二三年の天神峰決戦を闘い抜いて、私自身はもうやり切ったと思ってきた。しかし、今日の旗開きの皆さんの発言を聞いて、反対同盟が背中を押されていると感じた。二三年の二月よりも、もっとすごい闘いを決意しましょう。来るなら来い。私はもう一度決意しました。今日の団結旗開きは大成功だと思います」と力強く表明した。その上で「3・30天神峰現地闘争に大結集しよう。耕作権裁判の判決日が決定したら、千葉地裁に大結集しよう」と行動提起を行い、参加者全員が拍手で応えた。 最後に、団結ガンバロー三唱で、団結旗開きが締めくくられた。 |
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