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■2・1 沖縄 軟弱地盤「改良」工事を許すな! 第47回県民大行動 580名で気勢をあげる 四七回目を迎える毎月第一土曜日恒例の「新基地阻止! 県民大行動」(主催は辺野古新基地を造らせないオール沖縄会議)が二月一日、名護市キャンプ・シュワブ前座り込みテント前で開かれた(一月休)。 集会は冒頭、結集した五八〇名余の怒りのシュプレヒコールで始まった。砂杭打ち込み弾劾! 代執行強行許さん! 「改良」工事・自然破壊止めろ! 新基地阻止!……。石破自公政権・沖縄防衛局は昨年、官公庁が年末年始休業に入った翌日の一二月二八日、トレミー船と呼ばれる作業船による「敷き砂」を投入して「地盤改良工事に着手」と大々的に宣伝した。そして、本年一月二九日(旧正月の日に!)、「サンドコンパクションパイル(SCP)」船による三本の砂杭打ち込み工事を強行した。こうした緊迫した情勢の中で集会が開かれた。 主催者あいさつに立った稲嶺進共同代表(元名護市長)は、大浦湾の自然破壊を進める砂杭打ち込み工事強行を弾劾し、与野党逆転の国会情勢にもふれ、辺野古新基地を止めるまで団結して頑張ろうと訴えた。玉城デニー知事のメッセージが紹介された後、ヘリ基地反対協海上行動チームから、集会前に五メートルもの大波の中、大浦湾への工事船進入を阻止した報告がなされ大拍手をあびた。また本部町島ぐるみ会議からは、安和・塩川でのデタラメな工事車両搬入攻防のリアルな報告と共に、八重岳への米軍レーダー基地建設反対への協力要請がなされた。集会前段には、昨年六月安和での人身事故で重体となった被害女性のメッセージが実姉さんより紹介された。「この生かされた命を反戦・平和のために何が出来るかを考え、仲間と共に現場に再度立つ」と力強い決意に連帯の拍手が湧き上がった。 政府は、軟弱地盤「改良」工事での最深部九〇メートルの「B二七」地点を避け、深度七〇メートルまでの砂杭打ちで足りると豪語しているが、昨年八月に開始した「A護岸」造成工事における鋼管杭も計画の半分にも満たない状態だ。絶対に諦めない、絶対に造らせない、集会参加者の意気込みは高まるばかりだ。集会は、「県」議会与党議員団、沖縄選出国会議員団「うりずんの会」の発言を受け、高里鈴代共同代表によるガンバロー三唱でこの日の集会を終えた。 |
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