共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     7月14・15・16日 東京

    戦争法案廃案!掲げ連日国会行動に決起
  
 

 

 安倍右翼反動政権による戦争法案採決強行が切迫する中、七月十四日午後六時三十分より、「とめよう戦争法案 戦争法案廃案! 強行採決反対! 7・14大集会」が、日比谷野外音楽堂にて開催された。主催は戦争させない・9条改憲許すな! 総がかり行動実行委員会(総がかり行動実)。日比谷野外音楽堂には、開場時間前より多くの人民が駆けつけ、あっという間に会場は満席となり、会場周辺は二万人以上の人々であふれかえった。
 プレ企画として、制服向上委員会による歌の後、司会あいさつ、各政党からの発言、行動提起が行なわれ、六時四十五より国会「請願」デモが取り組まれた。
 機動隊は、デモに使用する車線を一車線に規制したばかりでなく、さらにデモ隊列を細切れに分断したため、最後尾のデモ隊が出発したのは、午後九時を越えていた。
 アジア共同行動首都圏は、「安倍たおせ! 反戦実」などのたたかう仲間とともに、終始戦闘的にたたかい抜いた。
 国会に近づくと、機動隊は「旗・横断幕を降ろせ」と不当な規制をかけてくるが、デモ隊の圧倒的抗議で粉砕し、最後まで戦闘的に強行成立阻止の声を挙げつづけた。

 ●7・15 委員会採決抗議集会

 委員会採決が強行された翌十五日は、午前中より人々が続々と国会に押し寄せ、強行採決に反対するシュプレヒコールを国会周辺の各所で挙げつづけた。
 午後に強行可決されたことを受け、怒りに燃える人々が、職場や学園などから続々と結集してくる。国会正門前のメインステージ周辺は、抗議に押し寄せる人民によって完全に埋めつくされ、まさに立錐(りっすい)の余地の無い状態となった。
 許しがたいことに、警察権力は、抗議行動の大衆的実力闘争としての発展に恐怖して、国会周辺の駅出口や通路を封鎖し、抗議行動参加者のみ通行を認めないなどの不当な規制を行なってきた。また、各所に鉄柵を設置し、歩道に抗議行動参加者を封じ込める露骨な妨害をし続けたのである。国会前の横断歩道では、不当な通行禁止措置がされたため、移動することもできない状態となり「将棋倒し」の危険性が高かった。
 また、警察によるウソの「誘導」に素直に従った結果、目的地にたどり着けない人や、抗議行動に合流できない人々が続出した。これらの警察による不当な規制や妨害に対する大衆的な反撃が各所において自然発生的にたたかわれた。
 午後六時半より、総がかり行動実による抗議集会が開催された。「戦争法案廃案!」「安倍は退陣せよ!」などの怒りのシュプレヒコールが、連続的に国会に叩きつけられた。
われわれは、「安倍たおせ! 反戦実」の仲間とともに、最後までこの抗議行動をたたかい抜いた。その後も青年・学生たちを中心に、深夜まで抗議行動がたたかい抜かれた。

 ●7・16 衆議院本会議採決弾劾

 衆議院本会議での採決強行の十六日も、総がかり行動実による国会行動が取り組まれた。警備体制は前日以上に厳しくなっていた。メインステージ周辺の歩道内にまで鉄柵を設置して、抗議行動参加者の往来を妨害しようとしてきたのである。参加者からの猛烈な抗議により、歩道内の鉄柵は撤去に追い込んだ。しかし、国会正門前の路上には機動隊の大型バスが横付けされたり、大量の機動隊が歩道内を隊列を組んで動き回るなど、沿道からの「決壊」を未然に防止しようという露骨な弾圧体制が敷かれた。
 とりわけ、「安倍たおせ!反戦実」が集まる周辺には、機動隊や公安刑事が重点敵に配備され、不当弾圧の機会をうかがっていたのである。
 六時三十分より、総がかり行動実主催の集会が開催された。司会者は連日の行動で声をガラガラにからしながらも、安倍政権に対する怒りのコールを挙げつづけ、国会周辺はそれに呼応する多くの民衆からの「安倍を倒せ!」「戦争法案廃案!」の大合唱に包まれたのである。
 七時三十分に全体での行動は終了したが、青年・学生を中心とした有志約三十名は、その後も自民党本部に対する抗議行動に決起し、安倍自民党への怒りの声を叩きつけていった。
 安倍右翼反動政権による戦争法案強行採決を徹底弾劾し、廃案に追い込んでいこう。この採決強行の暴挙は、安倍政権の「終わりのはじまり」である。
 「アベ政治を許さない」の声は、急速に拡大している。自民党は今になって人民の怒りの大きさに慌てふためき、街頭演説すらできない状況となっている。安倍政権もろとも戦争法案を廃案に追い込む追撃のチャンスだ。今夏戦争法案廃案にむけ、全国で奮闘しよう。
  (AWC首都圏会員)


 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.