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     3月19日 京都

   戦争法廃止!大久保駐屯地包囲に1300


 

 三月十九日、京都府宇治市にある陸上自衛隊大久保駐屯地を包囲する「戦争法廃止、自衛隊海外派兵反対 3・19ヒューマンチェーン・大久保」が開催された。この行動は宇治市、久御山町、城陽市など地元の労働組合、市民団体が共同して呼びかけ、京都市内の諸団体も多く賛同して取り組まれた。
 工兵部隊が駐屯する大久保基地からは、戦後初の自衛隊の海外派兵となった一九九二年のカンボジア派兵をはじめ、国連PKO活動への参加を名目として東チモールや南スーダンなど様々な地域に所属部隊が派兵されてきた。自衛隊は現在も南スーダンでのPKO活動への参加を継続しているが、三月末の戦争法の施行以降はいわゆる「駆けつけ警護」が可能になる。大久保基地の所属部隊が次の交代時に派兵される可能性も指摘されている。
 この日の取り組みはまず、近鉄大久保駅前でのリレートークで始まった。
 共産党参議院議員の倉林明子さんは、「戦争法は絶対に許すことができない。この一点で団結し、野党共闘を広げ、安倍政権を追いつめる」「南スーダンに自衛隊を送り、現地の子どもや人々を殺すようなことをさせてはならない」と訴えた。戦争させない京都一〇〇〇人委員会の仲尾宏さんは、かつての日本のアジア侵略戦争・植民地支配への反省を踏まえ、「かつて京都からも深草の十六師団や福知山連隊などが、朝鮮半島、中国、東南アジアでの侵略に手を貸した。このような恥ずべき歴史を未来の世代に繰り返させてはならない。最も非人間的な行為である戦争に反対しよう」とアピールした。また、京都総評の梶川憲さんは、安倍政権が船舶や運輸をはじめ民間からの戦争動員体制づくりをもおし進めようとしていることに触れ、「仕事を通して労働者を戦争に動員しようとする安倍政権のたくらみを怒りをもって拒否する」と力強くアピールした。さらに、元自衛隊レンジャー部隊の井筒高雄さん、戦争法廃止! 久御山、宇治・久御山一〇〇〇人委員会、安保法制に反対するママの会・宇治からのアピールが続いた。
 この日の行動の参加者は千三百人にのぼった。集会の後に、参加者はデモ行進に出発し、その後人間の鎖で大久保基地を包囲した。「戦争法は今すぐ廃止!」「戦争準備を絶対させない!」「みんなの力で政府を変えよう!」などのコールが響き渡った。
 戦争法制の下で強化されようとする自衛隊の海外派兵に反対するたたかいは、日本の反戦運動の最大級の国際主義的任務だ。たたかいを続けよう。


 

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