共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     3月26日 東京

  原発のない未来へ! 全国大集会

          代々木公園に3万5000


 

 三月二十六日代々木公園において、原発のない未来へ! 3・26全国大集会が開催され、三万五千名が結集した。
 午前中より代々木公園一帯では、テントやブースが設営され、軽食や脱原発のグッズなどの販売がされていた。昼前からは三つのステージにて、オープニングコンサート、著名人や福島現地をはじめ原発立地住民や支援団体、海外ゲストの発言などが同時進行で行なわれた。
 午後一時頃までには、第二、第三ステージでの催しが終了し、第一ステージのサッカー場に人々が続々と結集してきた。
 第一ステージでは、女優の木内みどりさんの司会のもと、集会が続行されており、福島原発告訴団の佐藤さんは「福島県民を切り捨て棄民化し、東日本全体の汚染を無きものにしようとする安倍内閣の原子力推進政策を断じて許さない。今こそ力を合わせて立ち上がろう」と述べた。
 伊方原発再稼働とたたかう現地からの発言として、原水爆禁止愛媛県協議会事務局長の中村さんが「四国電力は、伊方原発三号機を今年夏にも再稼働しようとしている。すべての原発を廃炉にするために一緒に声をあげていこう」と語った。
 元東海村村長の村上さんは「原発再稼働の責任を国が持つといっているが、福島原発事故で明らかなように今まで責任など取ったことがない。首都圏の人々こそ全原発廃炉の先頭に立とう」と述べた。
 原子力発電に反対する福井県民会議の宮下さんは「危険な高速増殖炉もんじゅを絶対に動かしてはなりません」と呼びかけた。
 国際環境NGO「FoE Japan」の吉田さんは「四月からの電力自由化で、東京電力以外も選べるようになり大きなチャンスです。原発推進の東京電力をやめましょう。原発や石炭火力ではなく、再生可能エネルギーを重視する電力会社を選びましょう」と語った。
 戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会の福山さんは「総がかり実は昨年全力でたたかいぬいてきた。五月三日集会への大結集で安倍政権を包囲しましょう」と呼びかけた。
 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表(「オール沖縄会議」共同代表)の高里鈴代さんは、「女性に対する米兵の暴力がおきました。加害者はキャンプ・シュワブ所属の兵士です。私たちはもう沈黙しない。多くの人が辺野古にかけつけてほしい」と語った。
 沖縄平和運動センター議長の山城博治さんは「沖縄では与那国、宮古、八重山の自衛隊基地など全県要塞化が始まっています。その際たるものが辺野古です。辺野古は警視庁機動隊、海保を中心とする大弾圧をはねかえして、ついに工事中止に追い込んでいます。これからも力を貸してください」と戦闘的な檄を飛ばし、参加者からは「ヨシ!」「異議ナシ!」の声が挙がった。さらに辺野古現地で歌い続けられている「今こそ立ち上がろう」(元歌はフランス五月革命で歌われた「美しき五月のパリ」)を登壇者全員が肩を組み合唱し、会場全体が戦闘的雰囲気で盛り上がった。
 発言の最後に、郡山市から二週間かけて歩き、道中で集会や署名情宣、交流などをしてきた福島連帯キャラバンの青年労働者たちが登壇し、「今回のキャラバンは、百年近く前に起きた足尾鉱毒事件に倣ったもので、現代版『押し出し』として活動してきました。若い青年層が中心となり、一人でも多くの人に震災と原発事故の実情を知ってもらうことを通し、原発の無い社会を実現したい」と語った。
 最後に司会者から、本日の参加者が三万五千人と発表された後、渋谷、明治公園、新宿方面の三コースに分かれてデモ行進を行なった。多くの人々が通行する各繁華街を巨万のデモ隊が通り抜け、原発再稼働反対を力強くアピールしていった。



 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.