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     3月29日 東京

     戦争法発動反対!

          国会行動に三万七千の大結集


 

 三月二十九日午後六時三十分より、戦争法発動反対! 国会正門前大集会が取り組まれ、三万七千人が参加した。主催は戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会(総がかり実)。
 国会周辺の歩道は、労働者人民によって埋めつくされ、集会開始前には、正門前を中心に身動きができなくなる情況となった。半年前の強行採決阻止決戦以来の万余の結集が再現されたのである。
 「時間が経てば忘れる」と労働者人民を見下し、高を括っていた安倍政権であったが、労働者人民の怒りは蓄積され、各地各所でたたかいは続けられている。戦争法反対のたたかいは、安倍政権打倒をかかげた運動として発展していることが、この大結集からも実感することができる。
 国会に向け「戦争法の施行反対!」「戦争法の発動とめよう!」などのシュプレヒコールが唱和され、司会から「本日の戦争法施行を徹底弾劾するとともに、戦争法廃止の声をあげていきましょう」と呼びかけられて、全体集会が開始された。
 はじめに国会議員からのあいさつがあり、民進党、日本共産党、社民党、「生活の党と山本太郎となかまたち」(以下「生活」)の代表が発言した。ほとんどの発言主旨が、野党共闘と夏の参院選での野党統一候補推進を呼びかけるものであったが、沖縄選出「生活」の玉城デニー議員だけは、「辺野古新基地建設阻止闘争は、いま小休止です。しかし昨日沖縄にやってきた中谷防衛大臣は『辺野古移設が大前提』といっています。ふざけるなといいたい」と辺野古新基地建設や宮古島への自衛隊配備を弾劾する発言をしたことが特徴的であった。
 つづいて、総がかり実のよびかけ三団体からの発言があった。戦争をさせない1000人委員会の福山さんは「多くの人が結集しています。この熱気で安倍政権を打倒しましょう。大衆運動、市民運動で国会を包囲しましょう。参院選で勝利しましょう。二千万署名を進めよう」と語った。他にも「解釈で憲法9条を壊すな! 実行委員会」「戦争する国づくりストップ! 憲法を守り・いかす共同センター」から発言があった。
 つぎに連帯あいさつが行なわれた。宮古島からは「とめよう自衛隊配備 東京行動実行委員会」が、石垣島からは「石垣島への自衛隊配備をとめる住民の会」が、自衛隊ミサイル部隊配備策動など、南西諸島の軍事要塞化阻止のたたかいへの支援を呼びかけた。他にも立憲デモクラシーの会やSEALDs、日弁連憲法問題対策部が連帯発言を行なった。
 その後、総がかり実から行動提起が行なわれ、参院選勝利と、5・3憲法集会への空前の規模での大結集、四月十九日と五月十九日の戦争法廃止定例国会行動などが呼びかけられた。
 最後に全体で「戦争法の施行反対!」「安倍政権は直ちに退陣!」などのコールを国会に叩きつけ、行動は終了した。



 

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