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     6月5日 京都

  米軍Xバンドレーダー基地撤去現地集会開かれる
     
      韓国・沖縄・神奈川からも発言


 

 六月五日、「米軍Xバンドレーダー基地撤去!京丹後市は住民の自治と安全・安心を守れ! 6・5京丹後現地総決起集会」が、米軍基地のある京都府京丹後市の宇川地区で韓国や沖縄、神奈川からの闘う仲間を迎えて開催され、約三百五十人が参加した。「米軍Xバンドレーダー基地反対近畿連絡会」と「フォーラム平和・関西ブロック」による実行委員会が主催し地元の「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」が協賛した。
 集会では、大湾宗則共同代表が「三月に行われた米韓合同軍事演習が東アジアの緊張を高め、ここ京丹後の基地もその最前線として機能している。沖縄などの反基地運動と連携して闘うことが必要。近畿連絡会などに加えられた不当逮捕・捜索をはねのけ非暴力直接行動で頑張っていこう」とあいさつ。
 地元で基地に反対し、住民の安全・安心の確保のための活動を続ける宇川有志の会の永井友昭事務局長は「四月に当選した新京丹後市長は米軍基地配備に伴う不安を解消する仕組みの創設を公約にしていた。しかし、すでに米軍属との事故で地元の青年が泣き寝入りを強いられる事態も起きている。市や議会をしっかりとチェックしていく」と、現地からの報告を行った。
 沖縄から駆けつけた山城博治さん(沖縄平和運動センター議長)は、「京都に米軍基地が造られたのなら、各地の運動と連携して反基地闘争を全国に広げていこう」と、歌を交えて訴えた。韓国からは「平和と統一を開く人々」の代表が「米国は韓国にすでにパトリオットミサイルを配備しており、いまサードミサイルとXバンドレーダーの配備を強力にすすめている。対中国を念頭に米日韓の情報網、軍事同盟体制を構築しようとしている。共に反撃しよう」と呼びかけた。
 続いて、神奈川から「基地撤去をめざす県央共闘会議」、山口県岩国市の田村順玄市議、映画「戦場ぬ止み」監督の三上智恵さんが発言、さらに近畿各府県からの参加者が決意表明を行って集会は終了した。集会後、参加者は米軍基地周辺の集落を通って「米軍基地撤去」「府と市は住民の安全・安心を守れ」などと訴えてデモ行進。Xバンドレーダー基地前ではひときわ大きく「戦争のための米軍基地はいらない」とシュプレヒコールをあげた。
 日本各地の米軍基地反対運動やアジアの仲間との共同闘争をさらに発展させていこう。


 

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