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     6月5日 各地

   全国総がかり大行動 四万人が国会包囲
     
      「戦争法廃止! 安倍退陣」の声


 

 六月五日、「明日を決めるのは私たち―政治を変えよう! 6・5全国総がかり大行動」が6・5全国総がかり行動実行委員会の主催で開催された。この日は、国会正門前をメインステージに、国会を文字通り包囲する四万人が結集した。全国でも百カ所以上で同様の行動が取り組まれた。
 反戦実と、アジア共同行動首都圏の仲間も結集し、行動が始まる前に、結集する労働者・市民・学生に対し「東アジアの民衆連帯を! 戦争法廃止 安倍たおせ! 6・11集会」への結集を呼びかけるビラ情宣をおこなった。
 右翼がワゴン車の街宣車を二十台ぐらい連ねて、聞くに堪えない暴言を垂れ流す集会妨害に出てきたが、四万人の労働者人民の熱気の前には、罵詈雑言はかき消されてしまった。
 午後二時すぎ、「戦争法はいますぐ廃止!」のコールで集会が開始された。
 開会あいさつを、山口二郎さん(立憲デモクラシーの会)がおこない、つづいて国会議員がつぎつぎと発言した。
 午後二時半過ぎ、全国いっせいパフォーマンスと題して、国会に向けたシュプレヒコールをあげた。「戦争法はいますぐ廃止、戦争法の発動止めよう。戦争する国絶対反対。憲法改悪絶対反対。武器の輸出を今すぐやめろ。辺野古新基地建設反対。川内原発今すぐ止めろ。貧困なくせ、格差をなくせ。安倍政権はただちに退陣」など国会にむけて怒りの声を叩きつけた。
 つづくスピーチでは、湯川れい子さん(音楽評論家、作詞家)、高野孟さん(ジャーナリスト)、浦田一郎さん(明治大学教授)、山岸良太さん(日弁連)、奥田愛基さん(SEALDs)、星野さなえさん(安保関連法に反対するママの会)、古川健三さん(違憲訴訟の会)、田中宏さん(一橋大名誉教授)がそれぞれ、安倍政権を批判する発言をおこなった。
 高田健さんが、六月十九日の、沖縄女性殺害糾弾、辺野古新基地建設を許さない国会行動への参加を呼びかけ、集会のまとめとした。
 そして最後に国会に向けたシュプレヒコールをあげて、この日の行動は終わった。


 

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