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     9月26日 千葉

    千葉地裁 やぐら裁判第六回

  
          四者協議会反対の千葉市内情宣も
     

 
 九月二十六日午前、千葉地裁で、やぐら裁判第六回口頭弁論が開かれた。三十名が駆けつけ、三里塚芝山連合空港反対同盟(反対同盟)とともに傍聴闘争をたたかった。
 成田空港に隣接する市東さんの賃借畑に、反対同盟が空港反対の看板とやぐらを建てた。これらの物件は反対同盟の所有物である。
 NAAは市東さんに対し、ビニールハウスやトイレなどと同様に、「収去し明け渡せ」と訴訟を起こした。千葉地裁と東京高裁は反対同盟の主張をスルーして不当判決を言い渡した。反対同盟は同盟の所有確認を求め裁判を起こした。NAAはこれを認めて、反対同盟に対して改めて裁判を起こしたものが本件である。
 この日の法廷では、追及と反論のやりとりがなされた。「NAAは市東さんに対し、離作補償金を年間所得百五十年分に当たる一億八千万円と算定したが、現在まで支払いも供託もしていない。いつまでに支払うとも言っていない。この支払いが、農地賃貸借契約の解約許可の条件とされている。支払いがない以上、NAAによる解約許可申し入れは無効であり、知事の許可処分も無効である。直ちに取り消さなければならない」と反対同盟顧問弁護団は主張した。NAAは「補償金の支払いは必須の条件ではなく、オプションの条件だ」(要旨)と反論した。
 閉廷後、弁護士会館において報告会が開かれた。
 弁護団は、「金を受け取るつもりはないが、畑の七十三パーセントを奪われる市東さんにとってこの額は、少なすぎる。新たな土地を取得するのに五分の一しか取得できない。建物の移転補償も休業補償もない」「耕作権裁判とつながっているので、ねばりづよくたたかう」と決意を述べた。
 午後から反対同盟と支援連は、千葉市街地において農地取り上げを許さない最高裁五万人署名活動を行った。
 九月二十七日、国交省・NAA・県知事・周辺自治体の四者協議会が開かれ、第三滑走路の位置を明らかにした。数百戸の宅地の移転を強要するものだ。反対同盟は県庁、成田市役所、四者協の会議場(幕張)において、第三滑走路反対、飛行時間の拡大反対、暫定滑走路延伸反対をアピールするビラまき情宣を行った。NAAは十月にも、周辺地域で第三滑走路建設のための説明会を行うという。以前開かれた空港北側の説明会では、住民から「現状でもうるさすぎる」と抗議の声があがっている。地域破壊を許さず、騒音下住民、反対同盟とともにたたかおう。


 

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