共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     12月14日 東京

   AWC首都圏が
  「革命前夜」の韓国を主題に講演集会


  
 十二月十四日午後六時三十分より、渋谷勤労福祉会館において、アジア共同行動(AWC)首都圏主催の「労働党スポークスパーソンが語る『革命前夜』の韓国」を主題とした講演集会が開催され、およそ五十名が参加した。
 はじめに、十一月中旬に韓国を訪れた訪韓団から、派遣報告が行われた。韓国民主労総主催の労働者大会や百万人以上が結集した民衆総決起闘争などへの参加の様子、星州(ソンジュ)でのTHAADミサイル配備反対闘争参加と住民との交流、旭硝子での非正規解雇撤回闘争現場の訪問、アルバイト労組との交流、大田(テジョン)原発反対運動現場訪問・交流などの様子がスライドショーを使って行われた。
 つづいて、集会に先立ち訪韓団有志と韓国ゲストらによって取り組まれた、首相官邸抗議―内閣府への日韓合意反対、日韓軍事情報保護協定(GSOMIA)反対、日韓民衆連帯を掲げた申し入れ行動の報告が行われた。
 つぎに、ゲストの労働党スポークスパーソンによる、「革命前夜」の韓国情勢を主題とした一時間ほどの講演が行われた。講演内容は、現在も継続してたたかわれているパククネ打倒闘争の経過と背景を中心したものであった。韓国で発行された新聞紙面を使って、毎週ごとに数十万単位で拡大していくパククネ打倒闘争の爆発的高揚の情況が説明され、臨場感あふれるものであった。
 講演後には、今後の韓国情勢について、南北統一問題について、韓国労働運動の今後についてなどの質疑応答が活発に行なわれ、韓国ゲストは質問に丁寧に答えていった。
 ゲストは最後に、質問へ回答する形でまとめの発言を行った。その主旨は以下のようなものであった。現在のたたかいの高揚をパククネの退陣という不正腐敗への処罰(=首のすげかえ)だけにとどめるのではなく、財閥解体や新自由主義に反対する韓国社会の根底的変革をめざす必要がある。その実現のために民主労総の変革が求められている。基幹産業労働者が中心となるのではなく、アルバイトなどの非正規労働者の組織化こそが極めて重大な課題である。ゲストはこのようなことを強調して語った。
 最後に司会が、日韓民衆の連帯を今まで以上に深め、朝鮮侵略反革命戦争へと突き進む安倍政権を打倒するためにたたかっていこうとまとめの発言を行い集会は終了した。


 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.