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     2月17・18日 

   佐世保・岩国、米軍基地前で日韓共同行動

   
韓国民衆団体と岩国住民の交流も
     

  

 毎年三月に韓国全土で行われる米韓合同軍事演習「キーリゾルブ・フォールイーグル」に抗議して、韓国各地から参加した「平和の足跡」の一行とともに、二月十七日―十八日と連続して、佐世保と岩国の在日米軍基地前で初の日韓共同行動が行われた。
 佐世保での行動は地元の労働運動を中心に行われ、AWCの仲間も合流して弓張岳からの基地フィールドワーク、歌を歌いながらのデモ・集会、交流会に参加した。十八日岩国での行動は、AWC山口、連帯労組山口、AWC日本連、韓国の「平和と統一を開く人々」の共催で行われ、地元の団体をはじめ多くの団体・個人が賛同した。
 十八日午後、岩国へ各地から集まった仲間たちが、滑走路北端から始まる岩国基地のフィールドワーク、「基地と平和を考えるフォーラムin岩国」をもったのち、岩国米軍基地・海上自衛隊基地の正門に向かうデモを行い、「軍事演習やめろ!」「米軍は出ていけ!」と日本語と韓国語のシュプレヒコールをあげた。
 デモ解散地点では、韓国の若者たちによるTHAAD(サード)配備反対の元気なダンスも披露され拍手喝さいを受けていた。愛宕山地区での夜の交流会では、地元岩国住民が「一の日の見守りの集いや連日の県や市への抗議行動で抵抗を続けている。岩国基地をよく見て帰ってください」と発言し、韓国からは映像資料による報告も行われた。韓国の仲間は日韓でのサード配備問題、日韓軍事情報保護協定、米日韓三角軍事同盟との闘争を訴え、「朝鮮半島有事に日本の自衛隊が朝鮮半島に派兵されることは、日本軍による朝鮮半島再侵略」だとして、共同の反撃を訴えた。
 かつて朝鮮戦争で在日米軍基地は朝鮮半島への出撃基地となった。今回の演習にも、一七年初頭から岩国に強行配備されたF35B最新鋭ステルス戦闘機が、佐世保からは一五年に配備された最新鋭上陸輸送艦が、朝鮮半島に向けてそれぞれ出撃している。軍事演習がいつ実戦に転化するか分からない現情勢の中で、米軍基地に対する日韓の共同行動の意義はますます増大している。この日の取り組みは、一七年を通して岩国、佐世保をはじめ、全国の基地とたたかう地元の人々とともに共同行動を広げる出発点となった。

 

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