共産主義者同盟(統一委員会)






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     ■4~5月 各地

   共産主義者同盟(統一委員会)

      2017年政治集会かちとる
    

   

 ■4・16 九州・山口

 ロシア革命百周年の意義を確認


 四月十六日、共産同(統一委員会)九州・山口政治集会が開催された。集会には、党員ならびにアジア共同行動、労働組合、市民団体などからともにたたかう仲間が結集した。
 集会は、安倍政権打倒にむけてともにたたかおうという司会の力強いあいさつで始まった。
 連帯アピールとして、はじめに三里塚芝山連合空港反対同盟三氏からの収用阻止決戦にむけた決意のビデオメッセージが上映された。はじめて三氏の姿と生の声で固い決意に触れた新たな仲間からはひときわ大きな拍手が送られた。さらに沖縄労共闘など寄せられたすべてのアピールが代読され拍手とともに連帯アピールが確認された。
 基調提起では、激動する世界情勢の中で危機を深める安倍政権批判と安倍打倒にむけた政治方針ならびに組織建設方針が提案され、参加者全員で今年の任務を確認した。
 今年は、ロシア革命百周年ということで全世界で社会主義、共産主義を目指す党、団体が様々な催しや企画を開催している。そうした中でわれわれも改めてロシア革命の意義と意味を確認すべくビデオ上映を行った。ビデオでは労働者と兵士が戦争反対を訴え、武器を手に帝政を打倒し、権力を奪取して社会主義を目指してたたかう当時の生々しい姿が映し出された。初めてロシア革命の映像を見た新たな仲間だけではなく、集会参加者全員が戦争の危機が深まる中、戦争へと突き進む安倍政権打倒の正当性と戦争の危機を革命へと転化してきたロシア革命に学び、これに続くたたかいが今、問われていることを改めて確認することができた。
 今年の政治討論は、安倍政権打倒にむけて『労働者が変われば、社会は変わる』と題して現場での労働者の組織化の現状や課題を巡って活発な意見が出された。とりわけ古参党員や労組活動家の仲間からの現場労働者の生の声や意識といったものがどうなっており、それとどう格闘しているのかなどの実践豊かな話が数多く語られたことは、とても有意義であった。労働者の組織化の困難性のみを語るのではなく、それを如何に突破しようとしてどのような工夫と内容を作り出そうとしているかといった内容が経験豊富に具体的に語られた。さらに最近では若い世代の組合への相談や加入が増加していることなども報告され、労働者を組織し、労働者が変われば必ずや社会は変革できるという展望と確信をこの政治討論を通じて改めて参加者全員でつかむことができた。
 政治討論を受けて、今年の極めて重要なたたかいである岩国基地大強化反対闘争と三里塚収用阻止決戦にむけた「特別アピール」が、今春三里塚行動隊から戻った同志より行われた。厚木からの空母艦載機の移駐をはじめとして東アジア最大の米軍基地へと変貌しようとしている岩国基地の大強化反対の闘いを岩国住民とともにたたかい抜こうと力づよく訴えられた。また、市東氏の農地強奪が差し迫る中で、緊迫した現地情勢報告と収用阻止にむけていつでも現地へ駆けつける決意が表明され、全体の大きな拍手で特別アピールが確認された。
 最後に二〇一七年闘争スローガンを全体の拍手で採択し、インター斉唱の後、政治集会を終えていった。


 ■4・23 中央

 戦争攻撃打ち砕く二〇一七年方針を確認


 四月二十三日、東京・渋谷の神宮前穏田区民会館において、「共産主義者同盟(統一委員会)二〇一七年中央政治集会」がかちとられた。
 午後一時二十分すぎ、司会のあいさつで集会が開始された。
 はじめに連帯あいさつがおこなわれた。
 沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの吉田さんは、沖縄現地では辺野古ゲート前で果敢に座り込みがたたかわれている。それに対してあくまでも辺野古新基地建設強行へと踏み込もうとする安倍政権との攻防が激烈化している状況を報告し、沖縄現地のたたかいに呼応し、首相官邸抗議やさまざまなたたかいを展開しようと訴えた。
 基地撤去をめざす神奈川県央共闘会議の檜花さんは、日米による朝鮮民主主義人民共和国に対する戦争挑発が激化する中で、反基地・反戦闘争を取り組むことが、日本全土で問われている情勢に突入していると強調した。
 三里塚芝山連合空港反対同盟の太郎良さんは、三里塚闘争のたたかいの歴史を振り返りながら、徹底非妥協・実力闘争の三里塚闘争の地平で、市東さんの農地を奪おうとする強制執行攻撃とたたかう全国的な闘争陣形を構築しようと訴えた。
 弁護士の遠藤憲一さんは、共謀罪は資本主義社会を実力で打倒していく革命勢力を対象にした反革命立法であることを徹底暴露し、廃案に追い込もうと訴えた。
 弁護士の吉田哲也さんは、反戦・反基地運動に対し、国家権力が詐欺罪などをデッチあげ、組織的な弾圧をかけてきている状況を明らかにした。そして、自分と仲間を守り抜くのは「完黙非転向」であり、原則的な反撃を組織的に取り組むことであると強調した。
 共産同首都圏委員会は、米帝トランプ政権の登場によって、差別排外主義と国家主義を表立って主張することが世界的に顕著になる中、今こそ共産主義とプロレタリア国際主義を宣伝・扇動していくことが問われていると訴えた。
 統一共産同盟は、朝鮮戦争反対、沖縄反基地闘争、反天皇闘争、共謀罪新設阻止のたたかいを共にたたかおうと呼びかけた。
 労働者共産党は、資本主義が終わりの時代に突入していることを認識することと、資本主義を廃絶する勢力を創っていくことが問われていると訴えた。
 連帯あいさつの最後に、アジア共同行動日本連絡会議共同代表の鴨居守さんが発言した。鴨居さんは、三月二十五日、東京においてAWC日本連総会がかちとれたことを報告した。総会において、安倍政権の戦争国家化とたたかう国際的な運動をつくっていくこと。さらに、反戦・反基地闘争を強化していくたたかいとして、沖縄・岩国・京丹後・関東の反基地闘争を結びつけていく運動を取り組むことなどを明らかにした。
 つづいて、フィリピン民族民主戦線(NDFP)、台湾労働党・台湾労働人権協会、共産同プロレタリア通信、沖縄労共闘それぞれから寄せられた連帯メッセージが司会により代読され、参加者全員の拍手で確認された。
 休憩をはさんで、共産同(統一委員会)政治局の同志から、基調報告が提起された。国際情勢・国内情勢と的確な情勢分析がなされ、二〇一七年、日帝―安倍政権打倒し、革命党建設に邁進していく政治方針が力強く提起された。
 首都圏地方委員会からの報告では、首都圏での差別排外主義に対するたたかいの取り組みや、反戦・反基地運動、AWC運動への連帯などの報告がおこなわれた。
 各系列・戦線からの報告と決意表明では、侵略反革命と闘う障害者青年同盟、日本反帝戦線三里塚現闘団、統一委員会行動隊、青年労働者、中央学生組織委員会それぞれから、たたかいの報告と二〇一七年の闘争方針が明らかにされた。
 集会の最後に参加者全員で、インターナショナルを斉唱し、二〇一七年をたたかう決意を打ち固めた。


 ■5・21 関西

 関西各地でたたかう同志・友人が結集


 五月二十一日、共産同関西政治集会が、統一委員会・関西地方委員会の主催のもと京都市内で開催された。関西各地でたたかう同志・友人が結集して集会はかちとられた。政治集会のサブタイトルは「ロシア革命百年 深まる資本主義の危機を共産主義運動の前進へ 安倍政権打倒!共謀罪制定阻止・戦争策動と闘おう!」と銘打ったものであった。
 司会の開会あいさつから集会は始まった。開会あいさつののち、国内外の団体からの連帯メッセージが紹介される。フィリピン民族民主戦線、台湾労働党からの海外メッセージにつづいて、沖縄労共闘、共産同プロレタリア通信からのメッセージが披露された。次に集会に参加した団体から連帯発言を受けた。関生コミュニスト同志会、アジア共同行動日本連の代表から発言をいただいた。いずれもわが同盟への友誼と戦闘的な精神にあふれた発言であった。その後、「ロシア革命百年~レーニン最期の言葉」と題した講演が行われた。講演は、ロシア革命の歴史的意義を踏まえつつ、革命後の党と国家の変革を求めたレーニン晩年の闘争の意味を明らかにしようとするものであった。
 休憩をはさんで、集会の後半が開始された。まず全国統一の集会基調が読み上げ提起された。この基調を拍手で確認したあと、各地・諸戦線からの決意表明が行なわれる。発言に立ったのは、①広島県福山市で活動する仲間②介護労働運動をたたかう仲間③京都地区で活動する仲間④労働運動をになう仲間⑤青年運動にたずさわる仲間の五人であった。仲間たちの発言は、それぞれ日々苦闘する現状を報告するにとどまらず、それを突破する方針を打ち出そうとする点で力強さを感じさせるものであった。集会の最後に、関西地方委員会の同志が登壇した。地方委員会を代表して発言した同志は、関西地区の党活動を飛躍させていく課題について、分かりやすく丁寧に全面展開した。司会が集会のまとめをしたあと、次の日からの健闘を誓い合って、参加者は散会した。

 

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