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     5月7日 横浜

   ADB反対民衆アクション

    総会会場に向け80名が抗議デモ


  

 五月七日午後二時三十分より、横浜市内のJR桜木町駅前広場において、「ADB総会に異議あり! 5・7民衆アクション」が取り組まれ、約八十名が参加した。主催は同実行委員会で、アジア共同行動日本連絡会議(AWC日本連)も呼びかけ団体の一つだ。
 はじめに、司会のAWC日本連メンバーが「この近くのパシフィコ横浜で、第五十回アジア開発銀行(ADB)年次総会が開催されている。これに抗議する民衆の意志を示そう」と語った。
 次に米国の元上院議員シンシア・マッキニーさんが、「世界銀行の前総裁は、IMF、世界銀行、ADBなど現在のグローバルなシステムは、富裕層の利益に奉仕するものだと発言した。軍事主義に抵抗し、すべての子供たちが平和の中で尊厳を持って生きられるような世界を作るためにたたかおう」と語った。
 香港に本部を置く移民組織のネットワークであるアジア太平洋移民ミッションの代表は「われわれは新自由主義に反対するためにここに結集している。軍事主義に反対しアジア太平洋地域の平和をかちとるために、国際的―地域的な人民の団結と連帯をつくりあげよう。米軍基地反対! アメリカ帝国主義は出て行け! 国際連帯万歳!」と語った。
AWC日本連の代表は「アジア人民の生活を奪い尽くす帝国主義グローバリゼ―ションと軍事主義に対して、アジア太平洋民衆が固く連帯してこれを粉砕しよう。民衆の解放をかちとろう」と語った。
 次に、取り組みの趣旨に賛同して駆けつけたミュージシャンの生田卍(いくたまんじ)さんのギターと歌に合わせ、参加者全員でWe shall overcomeを唱和した後、ADB会場に向けたデモへと出発した。
 沿道は大型連休最終日ということもあり、多くの観光客で賑わっていた。色とりどりの旗を林立させたデモ隊への注目度は非常に高い。参加者は、英語・日本語交互に「ADBはいらない!」「新自由主義に反対しよう!」などのコールを繰り返しながら、ADB会場近くまで元気にデモ行進を行った。

 

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