共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     6・23 沖縄

   基地を押し付ける安倍に「慰霊の日」式典に参加する資格なし!

   三里塚市東さんと共に安倍弾劾行動に起つ
      
    

   

 六月二十三日、梅雨が明け真夏の太陽が降り注ぐ中、沖縄は七十二年前の悲惨な地上戦が繰り広げられた沖縄戦の「組織的戦闘終結」としてのこの日、「慰霊の日」を迎え糸満市摩文仁では沖縄「県」、「県」議会主催の「沖縄全戦没者追悼式」が開かれた。この日は沖縄全島各地でも様々な形で慰霊祭・平和祈願祭が執り行われた。
 翁長知事は式典での平和宣言で、「沖縄の民意を踏みにじる辺野古新基地建設と工事強行は断じて容認できない」と安倍政権を痛烈に批判し、「県民一体となって不退転の決意で辺野古に新基地をつくらせない」と宣言した。これに対して、参加者からの圧倒的拍手と指笛が飛び交った。また同時に、昨年の米軍属による女性暴行殺人事件、オスプレイ墜落事故、嘉手納基地におけるパラシュート降下訓練の強行など、基地の負担軽減と逆行する事態が相次いでいると糾弾、「平和を希求する沖縄のこころを世界へ発信していく」とのべた。
 一方、式典に参加した首相・安倍は、「北部訓練場の過半を返還した」と強弁したものの空虚な発言に終始し、まさに追悼式は辺野古新基地をはじめとする沖縄基地強化を押し付ける安倍政権への糾弾、弾劾の場と化した。
 まさにそうした安倍弾劾の先鞭をつけたのが、式典会場入り口での平和市民連絡会の仲間たちを先頭とする安倍弾劾行動であった。今年もこの行動に決起した三里塚芝山連合空港反対同盟の市東孝雄さんと、市東さんの農地を守る沖縄の会の仲間たちも合流してたたかった。「基地を押し付ける安倍に『慰霊の日』式典に参加する資格なし!」の横断幕を掲げ、式典に参列する遺族や関係者へのアピールを行うとともに、安倍の式典参加への抗議行動を展開した。十一時過ぎ、上空にヘリ音がするとともに白バイ部隊が先導して安倍がやってきた。安倍の乗った車は抗議団の怒りを恐れ、例年にない猛スピードで脱兎のごとく逃げるように会場入りしたのだ。沖縄の怒りを思い知れ! 断固たる怒りのシュプレヒコールが安倍の元へ火の玉のように容赦なく降り注いだのだ。
 午後、民衆の慰霊碑としてある魂魄の塔近くの広場で「NO! 辺野古、NO! 高江、NO! 共謀罪」をかかげた第三十四回国際反戦沖縄集会(主催は一坪反戦地主会などで構成する実行委員会)が開催された。集会には多くの仲間たちが参加して「慰霊・反戦」から「行動・反戦」への決起を誓った。また会場では、市東孝雄さんと、市東さんの農地を守る沖縄の会が、市東さんの農地取り上げ判決に異議あり! 強制執行の不許可を求める「請求異議裁判署名」行動に取り組み、参加者からの多くの署名を獲得することができた。この日は国策と真っ向からたたかい抜く沖縄と三里塚の絆を一層強めた日でもあった。


 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.