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■第3回党大会の成功かちとる 党大会で採択された中央委員会報告(下) 前号に引き続き、第三回党大会において決議された中央委員会報告を掲載します。今回は「第三章・方針」です。 【目次】 ・第1章 総括 1節 路線―組織―綱領の確定とその体系的な実践と同盟建設(全体の総括) 2節 路線の推進と新たな課題―前進のための二つの方向(路線の総括) 3節 組織の建設の総括と新たな課題(組織の総括) 4節 綱領―理論の深化、創造への取り組み(綱領に関する総括) ※前回(上)に掲載 ・第2章 情勢 二〇一〇年代情勢の特徴と現代帝国主義・現代資本主義の危機 ※後日、ホームページに掲載 ・第3章 方針 三回大会で確立すべき路線・組織・綱領について ※今回(下)に掲載 1節 路線に関して 2節 組織建設について 3節 綱領の深化と創造について ■第三章 方針 21世紀初頭の日本のプロレタリア革命に向けたわが同盟の基本方針 〜三回大会で確立すべき路線・組織・綱領について われわれは、三回大会においてこれまでの七年間の同盟実践を総括し教訓をあげ、次の展望を打ち立てて行くべきであるが、これは単に過去の実践の延長には設定されないのは明らかだ。その理由は、一つにはこの間の階級情勢が大きく変化しているからであり、これに対するわが同盟の対応が新たに必要であること、二つにはわが同盟建設において一定の組織建設の基盤が確立されたからである。 わが同盟の実践、路線―組織―綱領の物質化についてわれわれは三回大会で、〇四年の確認である一つの体系を再検討し、主体的・客体的な条件に踏まえた飛躍を成し遂げなければならない。すなわち二十一世紀の一〇年代全体を見据えた、激動する日本―世界の情勢を見据えた新しい路線の確立、新しい組織の建設、新しい綱領を創造することを求められている。確かに今までの路線、組織、綱領は何ら否定的に総括されるべきではないし、あくまでも継承・継続されていく。諸実践も蓄積され継続されていく。ただこの再確認では三回大会は決定的に不十分であるということだ。 ●1節 路線に関して 客観的情勢は、米帝の「戦争とグローバリゼーション」の吹き荒れる時代から、この破産が明確になった時代へと移行した。もちろん中国、インドなどの諸国を強力に資本主義化していく傾向は継続している。また米帝の一元的な世界支配の後退は明確だが、米帝が相対的強者であることは間違いない。いわゆる新自由主義政策―公的部門の民営化と労働者の非正規化の支配の政策をはじめとする攻撃は、全般的に過剰資本の蓄積と利潤率の低下の圧力を根拠とするものであって、この政府、資本の攻勢は弱まるものではない。しかし、現在では全世界的に見て、この米帝・多国籍資本の世界編成の動向から離脱する政治ブロックが形成され、また政治権力を獲得していないとはいえ、労働者階級人民の反撃と反乱が対抗的に強力に生み出されてきている。この破綻した〇〇年代の帝国主義、資本主義が延命を継続するか否かは、闘争の結果による。階級闘争が帝国主義・多国籍資本の延命か否かを規定する大きな要素となってきている。この時代情勢に対応するわが同盟の「総路線」の確立が要請されている。 また主体的に見た場合、わが同盟は「〇四年路線」(日本革命に向けた当面の総路線)について、この七年間で基本的な体系を確立したと評価できる。この路線の実現はわが同盟組織の全力をあげた活動によってもたらされたものであるが、ここに安住してはならない。この基盤、地平を踏まえて「日本革命のための更なる飛躍、路線の拡大」が求められる。もちろん〇四年路線のそれぞれにおいて未だ不十分な点は多々あるし、初期の目的からしてもっと大規模化してやるべき所は多い。しかしわが同盟の現在的力量では十分に成果を出しているといえるだろう。より以上の路線の拡大が要請されている。 ▼1節―1項 全人民的政治闘争、全人民的政治闘争潮流の建設、 政治諸勢力の政治的統合の計画的推進 二〇一二年の第三回大会で確立するべき総路線の基軸は第一に、流動化する階級情勢を見据え、日本帝国主義―資本家階級とたたかう日本の労働者人民の全人民的政治闘争潮流を十年以上の展望を持って作り出していくことである。「〇八年恐慌」や「3・11原発事故」に見られるように、日帝―支配階級の危機は深刻である。またさまざまな運動、闘争がこれに伴って形成されている。しかしこれらの人民の運動が力強く拡大していかない限り、帝国主義―資本家階級は危機を乗り切っていく。人民に犠牲を押しつけて資本主義体制を再編してくのである。決して自動崩壊はしない。問題は広範な労働者階級と被抑圧人民が反帝国主義・反資本主義の旗の下に結集し、既成の階級秩序を揺るがし打ち破っていくことである。そのような階級情勢、階級構造、運動と組織の構造を確立していくことが革命党派・労働者党にとって路線の目的となる。 わが同盟は一つの政治党派として、ブントという歴史的な役割を持つ存在として、この広範な人民の結集構造の創造のために努力しなければならない。もちろん〇四年路線においてもこのような内容を否定したことはない。実際上は反戦闘争実行委の政治共闘やAWCの政治的な共闘、沖縄や三里塚の政治枠、あるいは労働戦線内部での共同、新しくは岩国闘争を巡る政治的統一戦線の形成、また二〇一〇年の横浜APEC粉砕闘争での共闘の拡大、二〇〇八年洞爺湖サミット粉砕闘争の共闘などの活動を継続し、また新しく作ってきた。問題はこのレベルを越えて、二〇一〇年代の一時期に、より広範な安定した全人民の政治闘争、運動の体系を確立していくことである。 わが同盟は〇四年の総路線においてAWC運動、階級的労働運動、反戦闘争―反帝拠点の防衛を体系化し、この目指すところが「新たな階級闘争構造の創出」であることを明確化してきた。いわゆる六〇年代〜七〇年代の階級的な高揚の構造と、これと連関したブント、新左翼の党派の運動の存在構造を解明し、当時は革命的・戦闘的にたたかいえていたものが歴史の転換によって決定的に変化し困難となったこと、たたかい方が無力化したことを明らかにし、党派による一からの粘り強い「階級闘争の構造建設」が何よりも重要であることを明示した。ただそれは決して路線の軸の三つの内容による主体的な路線の推進、もっといえば主体的な陣形構築に結論を求めたものでは一切ない。むしろ過去の新左翼―ブントのたたかいが、社会党や共産党の平和と民主主義擁護の運動や労働者の賃上げや合理化反対の広範な運動が基盤にあったがゆえに有効なものであったが、過去の総評と全学連の連関による社会、全人民に対する切り込みのヘゲモニー形成を、現在は、現代的な仕方で、わが同盟が新たな内容で創造していくことを確認したものであった。すなわち総評に代わる左派労働運動―左派労働組合の階級的基盤をもって、またさまざまなたたかう人民、党派、政治勢力の政治的突出をもってこの構造的連関を形成し、日本の新しい階級闘争の形成、日本帝国主義―日本資本主義を動揺させる、また労働者人民に希望と展望を与えうる状況を作り出していこうとしたものに他ならない。一九六〇〜七〇年代に代わる新たな大衆運動の時代、権力闘争の時代を切り開いていこうとしたものに他ならない。 現在的に問題となるのは「新しい政治」「新しい政治勢力の形成」のために、いままでの路線展開で勝ち取ったさまざまな共闘関係、党派関係を積極的に生かし、できる限りの潮流形成に踏み込んでいくことである。絞り込んで現在的な政治共闘、党派共闘を作っていくべきなのである。六〇年〜七〇年代、総評の下の反戦青年委員会―この下での左翼反対派の連合と連携、三派全学連の再建から始まる五派共同声明、八派共闘の意識的な形成、これが新しい時代を過去において作り出したのである。現在、積極的な現場共闘―他の潮流との交流、沖縄などの戦線におけるより以上の政治の枠組みの拡大、労働戦線の左派党派、グループ、勢力との積極的な交流と連携、政治的展望の一致など努力するべき課題は多い。現在の交流をより積極的に全人民的政治の形成の観点から推進していくべきなのである。もちろんわれわれは過去の六〇〜七〇年代、第二次ブントの政治の建設を一般的に理想化するものではないし、またこの時代を理想化するものではない。しかしブントが実現した左翼諸勢力の統合、全人民的政治闘争、左派統一戦線の形成、帝国主義、社会排外主義に対抗する潮流建設などの労働者階級、被抑圧人民の運動の広範な発展と前進の構造を目的意識的に作り出していったこと、そのなかでの革命党派、労働者党としての役割、党派性をしっかりと評価し、現在の時代情勢の中でそれらを積極的に生かしていくことが重要なのである。全国政治、反戦闘争の全国化、全戦線化、全人民化ための革命党派による努力は現在極めて重要であるということだ。 階級闘争構造の指摘と共にもう一つ重要なことは、一定の必然性があったとはいえ、過去の三派共闘や八派共闘、党派間統一戦線が安保―沖縄闘争の過程で崩壊し、また最終的には八三年の3・8分裂をもって新左翼という枠組みの共闘は崩壊したということである。その後は確かに、部分的に共闘は出来ても全体を規定するものにはなっていない。もちろん三里塚の分裂や日和見主義党派との傾向的対立などはその立場において変わらないものだとしても、実際の場面では多くの連関構造がある。重要なことはこのような過去の分裂と対立をその直接の中身においては継続するものの、新しい階級闘争構造の確立、その一環としての政治的統一戦線の形成のためには、過去の事柄を踏み絵的に取り上げ対立を煽っていくのではなく、現在的な左派、戦闘的な部分を軸にして、信頼と信義の政治をしっかりと作り上げていくことだ。時代の要請と時代の動きを見据えて、要請に応え時代に対応していくことが重要なのである。 その際、新たな政治、新たな勢力の共闘、統一を目指すに際して過去の総括から言えることは、日本的な宗派運動との関わりである。結論からいえば彼らは日本のソビエト運動、ソビエトを目指す政治運動―その一環としての共闘、統一戦線とは基本的に外れており、外部からの破壊運動にいつ転化するかわからない本質を持っている。現象的な言辞をもって評価するのは適切ではない。これが一つの六〇〜七〇年の総括である。左派、また部分的な傾向があったとしても宗派以外は大きな運動的統一の対象として見、柔軟なコンタクトが必要である。 ▼1節―2項 〇四年の総路線の深化と補強、そのための課題 階級的労働運動を強化せよ 青年戦線の新たな確立を 三回大会の路線確立の第二の基軸は、〇四年大会路線をより一層、大規模に強力に推進していくことであり、また青年戦線の確立などの新しい分野にも積極的に乗り出していくことである。特に重要なことは、路線の体系やそれぞれの路線が基本的にスローガン倒れに終わることなく、組織の活動、組織の建設と一体化してより具体的で路線推進的な内容で満たされて確認され実行に移されていくことだ。特に階級的労働運動路線の推進は全人民の運動の全体的発展にとっての基盤・基礎を成すものであって、一歩でも二歩でもこれを前進させることが絶対的課題である。AWC運動の発展―国際的反帝共同行動の推進、反戦反基地運動―岩国、沖縄、三里塚などの政治闘争、現地闘争の推進、さらに学生運動、被抑圧・被差別大衆の解放運動の形成、そして青年運動の開始などの全体的な路線的推進を体系的に実行していくことだ。単に〇四年路線の再確認のレベルに止まることがあってはならない。この七年間の実践の経験が生きていくものにすべきである。 三回大会では特に次の事柄を路線推進の主体的な軸として確立していくべきであるだろう。 a)階級的労働運動の建設 わが同盟は三回大会において、あくまでも〇四年路線を継続してこの階級的労働運動の建設に全力をあげることを確認しなければならない。少なくともこの七年間のこの分野での活動によって一定の労働戦線の現状把握と有効な方針、手段、活動軸に関して明確にしてきている。左派労働運動の内部での活動を強化し、この内部で労組拠点を建設し、労働運動の潮流を再編していくことである。また階級実態的には非正規労働者、あるいは、民間中小、零細の労働者を積極的に基盤にして活動を進める。例えば介護労働者産別、運輸労働者産別などの全国的な展望を打ち出していく。あくまでも職場―地域の労働組合活動を積極的にわが同盟が担い、組合員と共に資本や行政と闘っていかなければならない。またこの中で同盟の一層の積極的な活動の分野として次の事柄がある。まずわが同盟が中心になって左派労組活動家のネットワーク機関誌を強化し、わが同盟の労働運動の立脚点を一層充実・強化していくことである。あわせて内外の労組活動家の主体形成の前進と一層のネットワークの拡大を進めることである。また現在取り組んでいる岩国闘争の階級的な意義を積極的に確認し、主体的なわが労組系の労組においてここにより以上の参加の構造を作り上げること、また一層の左派労組との共闘信頼を基礎に統一戦線的意味をもっての共同行動の場にしていくべきである。 現在日本の労働運動は連合労働運動、労働貴族の指導部に支配された潮流が圧倒的な部分を占めている。また日共系全労連はセクト化している。もちろんこれらの中でも旧総評の流れを受け継ぐ左派系部分も一定存在している。しかし総じて連合運動は「武器輸出の推進」「原発建設推進」を掲げる反共労働運動、旧民社系、旧同盟・JC系によって支配されている。こういった資本主義の擁護、国益―企業防衛を一義とする労組官僚の支配とその運動に対決し、ここを打ち破っていく労働運動の形成が課題である。多くの民間中小、あるいは公務の労働者を基礎に、また非正規労働者をより一層の基盤とする左派系労働運動の統一と統合を進め、連合系や全労連系に打ち勝っていかなければならない。 組織的には学生や青年の戦線から労働戦線への移行を確実に実行し、構造的に階級的労働運動を実現するわが同盟の主体的な根拠を拡大していくことである。三回大会では組織体制と結合した労働戦線の確立を成し遂げることを全員で確認することが重要だ。 b)青年戦線の建設 わが同盟は二回大会5CCにおいて「青年戦線」を学生戦線と並ぶ組織化上の路線として採用することを決定した。三回大会において、この青年戦線の建設の路線を〇四年大会路線に付け加えるものとして提案する。その理由は、現在の日本の青年、あるいは青年労働者を取り巻く情勢が急速に変化し、この層への新たな階級矛盾の集中がもたらされているからである。すなわち失業や雇用の非正規化が一挙に進められ、人生の設計も出来ない事態に追い込められている。青年層の現状変革性や現実の悲惨な支配への反逆の可能性を持つところの、反帝・反資本主義の青年運動建設の根拠は拡大している。この解放へのエネルギーを引き出すものとして学生戦線と並び青年層の組織化、青年運動の展開を積極的に位置付けていく。 実際には、青年サークル建設、青年労組―ユニオン建設、その中間など、活動の方法はさまざまあるが、全国的な路線として実施する。青年戦線の指導部を全国的に確立していく。わが同盟にとって重要なことは、この青年戦線が学生戦線と並ぶ力と実態を持ち、次世代の担い手としての青年、若手が政治や左翼の運動に大量に参加してくることである。三回大会を契機にして、当面する革命の総路線の中に、一つの路線的体系を持った青年戦線の確立を目指していくということである。 現在の左翼、左派、新左翼は、五十〜六十歳台の世代が、日共系などは六十〜七十歳台が年齢的に数的に活動家的の中心となっている。もちろんそれは労働者階級人民が過去において作り出した階級闘争、革命運動の形成の結果であることは間違いないとしても、団塊の世代や歌声喫茶の世代では世の中の革新、左翼の高揚はもたらすことはできない。現実の労働者、それも若手の部分の自由な運動と組織の建設、展開、現実に合った運動スタイルの形成によって、初めて現体制の打倒に迫るたたかいは可能となる。ロス・ジェネ世代、それ以降の世代の運動への参加が必要である。大胆に青年部分が活躍できる路線を確立していくことが重要である。 c)政治路線について 二〇一〇年代の世界情勢は〇四年段階とは明らかに異なっている。米帝の「戦争とグローバリゼーション」は一時代を画したが、二〇一〇年、一一年の中東―アラブ人民の決起や〇八年恐慌によって破綻の危機にある。中心国米帝の相対的な世界編成能力が著しく後退している。しかし総じて現在の帝国主義列強・多国籍資本、中国、インドなどの支配階級はさまざまな軋轢にもかかわらず、資本主義の防衛と拡大の一点において結合し、労働者階級人民の犠牲によって生き残ろうとしている。また二〇一〇年代は国際的な戦後の政治経済秩序―国連常任理事国体制とIMF国際通貨体制を防衛しつつも、この枠の中で壮絶な再編を巡る抗争が激化していく趨勢にある。それゆえに各国の支配階級、ブルジョア政府はその国家の政策を巡り、動揺と手直しに進まざるを得ない。もちろんこれは全世界の支配階級、支配集団による現体制の維持、資本主義の防衛の枠内にあるがゆえに、常に労働者支配の強化―新自由主義政策の強化の方向をとる。問題は労働者階級と全世界の人民がいかにこの既存の世界体制の動揺を自らの解放運動の強化に転化していくかである。人民の抵抗が拡大しない限り、悲惨な現実が強制されるのである。 日本にあっても民主党政権は鳩山―小沢の一定のアジア外交の自由を掲げた路線は、既存の国家を担う主軸部分によって粉砕された。日帝―多国籍資本の利益の全面擁護、また支配集団としての官僚―警察―軍隊の独裁化、マスコミ資本や大学の御用学者、あるいは連合労働運動幹部を動員した体制擁護、こういった戦後の支配の集団、権益の集団が体制の危機で前面に出ているのである。民主党政権は日本帝国主義の戦後支配体制の支柱である日米安保と天皇制を護持し強化することによって危機の突破をはかる性格を明確に打ち出した。日米軍事再編や今回の原発の爆発事故においてはこの政権の階級的本質がより露になっている。また、多国籍資本を擁護するという点において、民主党政権は、結局、労働者階級の非正規化、低賃金化や消費税の増税などの大衆収奪を一層進める政策を露骨に進めることになっている。しかしこの民主党政権の安保護持―天皇制擁護―多国籍資本擁護の政策は決して展望のあるものではない。次回の選挙では自民党―公明党連合が政権を取る可能性が強いが、これも現在の政権以上の反人民的、反労働者的な性格を持つことになる。このような政権のたらい回しによって延命を策する他に無い。危機の中で民主、自民の大連立の構想も現実性を増している。その目的は資本防衛、多国籍資本の防衛、資本家の防衛と全有産階級の防衛である。 問題はかかる明確な事態に対してプロレタリア派、革命派がいかなるたたかい、運動を組織していくかである。危機をつのらせる右翼、反共集団、排外主義集団は、暴力で人民の運動や組織を破壊し、差別分断の支配秩序を強化しようとしている。 民主党―連合指導部、日共勢力、宗派の集団は一切事態を切り開けない。帝国主義に迎合するか、人民の運動を分断するかである。 わが同盟は三回大会において、基本的には日米安保強化―日米軍事再編に反対し、これを通したアジア侵略の外交に反対する。労働者階級人民に対する新自由主義政策、搾取の強化と分断に反対する。排外主義的な国民統合、治安弾圧による支配強化に反対する。さらに全世界の労働者階級、被抑圧人民の決起と運動に応えてプロレタリア国際主義の実践を追求する。このような日帝の、また多国籍資本の総路線に対抗し広範な労働者階級人民の反撃と運動の拡大と統合を果たしていく。AWC運動、階級的労働運動、反戦闘争―拠点防衛を中心とする〇四年の政治路線、総路線を堅持していく。 d)組織路線に関して 組織路線は基本的には〇四年の組織路線をしっかりと継続し、これに加えて青年戦線の組織建設を新たに作り出していく。 わが同盟の現在的な組織路線は、@階級的労働運動の構築のために、全国的な労働運動活動家集団を建設していく、A反帝学生運動の建設のために学生運動活動家集団を建設していく、BAWC運動の強化のためにAWCを担う活動家集団を全国に作り出していく、C反帝闘争、拠点防衛のために三里塚現地闘争本部―統一委行動隊の建設をあくまでも進めていく、というものだ。わが同盟はこの組織路線を路線推進の主体的、組織的根拠とするべく全力で推進し、一定の成果を勝ち取った。これらの組織路線は三回大会以降も確実に実行していく。 そしてDとして、青年戦線―青年運動を担うための活動家の育成を一個の組織路線として採用していく。もちろんこれらの活動家集団建設の任務・課題が、現在われわれの力量に比して多すぎ煩雑になるということもあるが、あくまでも青年の組織化を独自に担う組織体、グループの建設と活動家集団の建設、その蓄積が必要である。 ●2節 組織建設について われわれが組織建設について、いわゆる党組織の建設に関して三回大会で確認するべきことは、基本的にわが同盟組織を実態的な組織体として確実に建設していくことである。階級への運動的指導や思想・理論的な指導の内容の充実という事柄一般には解消できない組織の実態を一個の実力として作り出すこと、「ヘゲモニーの党」や「運動の党」への同盟組織の解消傾向とたたかい、一個の党という実態を作り出すことである。もちろんわが同盟はその〇四年再建―統合大会においてかかる観点は確認してきたし、わが同盟の綱領と規約にこのなすべき観点はしっかりと確定されている。しかし七年間の同盟実践では十分に成功してきたとは言い難い。 三回大会の組織に関する確認点として次の二点を提起する。 a)会議建設を重視し同盟の組織力を高めていくこと その第一は、組織を確実に作り出すために、会議―同盟の組織会議を徹底的に重視し、ここでの論議と一致を強力に推進していくことである。全同盟を貫いて、各級機関、各段階を貫いて組織を建設することを目的に会議への密集、会議の定期的開催、一致と団結形成、信頼関係の形成を進めていくことだ。もちろんこういった会議の建設の重視ということは掛け声的には常にいわれてきた。しかし十分に成功していない。ややもすると大衆運動の方針分析や理論・思想の内容に流れて、肝腎の組織の一致の在り方やそのための努力が欠けているところがあった。構成員が討論し一致し結束していくというスタイルを十分に作りだしていけない構造にあった。こういう組織それ自身の運営と在り方を創造していく力を重視し作り出してかなくてはならない。もちろん各構成員、各同盟員の会議、組織の建設に対する主体的自覚が前提的に要求されている。しかもここにとどまっていてはならない。会議で中身を討論し一致し団結する基本的な在り方を確実に作り上げていかなければならないのだ。とくに三回大会以降、重要となるのは複数による(基本的には三人以上の)委員会建設、集団的指導部の建設である。同盟員、組織員の形成、確立のために、また同盟員、組織員の解体と崩壊を打破していくために会議をしっかりと作り出していこう。 ここでは党組織論の基礎的なとらえ方が重要な支えとなる。すなわち労働者党、革命的労働者党の建設は労働者階級が自己解放のために必要な、避けて通れない手段であるということである。労働者は自らを階級へと形成すると共に自らを政党へと組織する。労働者階級にとって党とは必要不可欠な一つの団結体であって、それ自身は一つの自己目的である。それは実態として形成される。例え党が階級の自己解放運動を推進する目的において成立し、その目的の達成の暁には自己は解消されるべきものではあっても、階級社会においては労働者階級を指導するべき存在として形成されねばならず、ここを欠いた階級の解放運動は本来的な勝利の展望を持ち得ない。この党は階級組織と区別され、独自に確立される。労働者階級の解放を目指す共産主義者は、この党の内的な在り方を創造しなければならず、独自の結束の在り方、意思統一の在り方、団結の在り方を不断にとらえ返し、独特に作り出していく必要がある。規約といわれるものは本来こういった意味を持つ。党の独自の建設の必要性を認めただけでは不十分である。党は階級の解放の基盤の上に成立し、独自の団結を持つ。ここを共産主義者が党建設のために解明し、内容を作り出していく必要があるのだ。共産主義者の組織的結集体というだけでは不十分であり、結集の在り方が独自の内容で作り出されなければならない。 会議の重視、複数による委員会の建設、組織的な一致と団結の形成、またこの在り方の解明と蓄積、各構成員の訓練、こういったものを徹底的に重視し党組織を確実に安定的に拡大させていくことが重要である。 b)組織建設の四大政策を確定しボルシェビキ党的実態を作り出していくこと 第二の確認は、基本的に〇四年大会と以降の中央委員会で確認された組織建設の方針、政策をしっかりと実現していくことである。またこの七年間の同盟活動で一定の成果を出したところと、今後より重視して成果を出していくべきところを確認していくことである。同盟の組織の実態の確立を強力に進めていくことだ。全国党、単一党、職革党を目指して粘り強く前進していくことである。 三回大会では大きくいって次の四つの政策の柱を確立し実行してく。 その第一は同盟の書記局の強化である。中央委員会の強化、政治局の建設、あるいは各専門委員会を引き続き強化していくが、ここではとくに書記局の強化が政策的に追求されるべきだ。労対、学対など各専門部をこの間作り出し、これがわが同盟を牽引してきたのは明らかである。これに踏まえて日常的に全同盟を指導する恒常的な機関として書記局を安定的に確実に作り出していくことが重要だ。(以下略) 第二は同盟の組織実態建設のために地方委員会を全面的に強化していくことである。首都圏、関西、九州―山口を三大地方委員会として確立し、全国党派として明確な位置を確立していくことである。地方の全組織を束ねた地方委員会を実態的に建設していくことは、組織の拡大と安定化にとって極めて重要である。労働者、学生、青年、被抑圧人民の運動を統合し、地方の実情に踏まえた一個の地方の党組織、地方の指導部を建設することによって初めて本来の党派、同盟の力は備わる。ここの組織としての力の拡大と基盤の拡大が、わが同盟の展望を切り開くことは間違いない。労対、学対系列の一定の前進に踏まえ、これとの有機的な連結構造を作り出していくのも今後の課題だ。 第三は中央委員会―政治局―編集局を同盟の指導部、指導機関としてしっかりと作り出していくことである。中央委、政治局建設はこの間大きく前進した。思想・理論的指導部として編集局を一定の水準で作ることが課題だ。中央委は大会から大会までの間の最高意思決定機関としてある。これにふさわしい内容の確立が必要だ。政治局は実質的な日常的な党運営の基軸をなしている。この地平を固めて次の前進を目指す。 第四は、わが同盟の指導部、組織的中軸部分の若手への世代交代を確実に進めることである。もちろんブルジョア社会秩序と異なり、われわれ左翼の世界では一般的な定年制などはない。年を取っても左翼の現役として労働者階級人民の解放のために活動するものである。しかしいつまでも古い層、現在的には団塊の世代が固着的に支配しているのでは現在の若い革命運動の息吹、センスが組織の内部に持ち込まれない。これはやはり事実である。若いカードルの同盟の指導中枢への進出はわが同盟の若返りを意味し、大きく前進するチャンス、条件を拡大するのは間違いない。この意味で三回大会を世代交代のターニング・ポイントにするべきである。 ●3節 綱領の深化と創造について ブントの思想、理論を現代世界において普遍的にプロレタリア解放綱領として深化し創造していくことは、わが同盟の重要な使命である。少なくともブントの綱領的党派性が二十一世紀の現代資本主義世界の根本的変革のすべての思想、理論ではないにしても、世界のプロレタリア革命運動の内にあって、一重要基軸であることは確かである。この作業はしかし、わが同盟の綱領の深化・創造の絶え間ない努力によってはじめて可能となる。ブントの思想、理論、党派性を現代世界の変革の一基軸として創造していく決意こそ、この綱領の確立・再確立の活動の前提的立場であることは言を待たない。 〇四年の大会以降、綱領の深化と創造はわが同盟の活動の重要な軸を占めてきた。綱領―路線―組織の体系的推進はわが同盟の〇四年大会の確定の地平であって、これを綱領分野においても粘り強く推し進めてきたのである。しかし総括でも明らかにしたように、路線と組織の分野に比べてこの綱領の創造の分野での活動は、限定的であり不十分であったといえる。それは路線の推進にわが同盟組織の圧倒的活動部分が投入されていたことと関連がある。 激動の二〇一〇年代を見据えるならば、現在さまざまな労働者階級、被抑圧民族、人民の解放のイデオロギーが生れ、また共産主義の枠組みにおいても、新見解が現れている。われわれは社会民主主義、スターリン主義あるいはイスラム主義などを根本的に乗り越えていく現代のマルクス主義をこそ確立・深化していかなければならないのである。帝国主義論、資本主義批判、階級論、階級形成論、唯物史観、共産主義論、価値論、国家論、権力論、さらには革命的労働者党論、組織論などすでに課題を設定し、この間一定進めてきた作業を踏まえ、次の段階へと前進していかなければならない。三回大会はこのための一つの画期にするべきなのである。 三回大会以降は、一般的に綱領や理論、思想の重要性を再確認するだけではなく、この作業を一個の組織体として確実に進めることが必要である。実践的な活動で終始するのではなく理論的活動を意識的に展開するべきことを提起したのはマルクスやレーニンである。独自に実態を持った理論的指導部の建設の意義を確認して、活動を開始する。(以下略) レーニンは革命党建設に当たって、思想的、理論的指導部の確立の意義を明らかにし、一つの組織論として提起している。もちろんわが同盟はいままでも、この面で一定の組織実態を作ってきたが、結果として不十分であったことは間違いない。実際それほどこの共産主義の「綱領」―理論、思想の創造と言うのは目的意識性が必要であるということだ。〇四年綱領の発展、とりわけ綱領の原則的部分の二十一世紀的深化・創造は三回大会の大きなテーマである。ブントとしての理論的な発展の段階をここ十年の展望をもって作り出していかなければならないだろう。実践的任務は非常に過酷に、さまざまにある。しかしやはり素朴実践集団でない以上、われわれはわが同盟のマルクス主義的深化を放棄してはならないし、現在性に見合って深めるべきところは大胆に、理論的に挑戦していかなければならない。一定の組織体制、活動領域的重視の政策、理論的―思想的指導部の建設を過去からの延長ではないかたちで追求するべきである。全同盟員の積極的参加が求められる。 |
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