共産主義者同盟(統一委員会)






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■『戦旗』1670号(12月5日号)2面

   
 
冬期一時金カンパを呼びかけます
 
  
                     共産主義者同盟(統一委員会)




 『戦旗』読者の皆さん、共に闘う労働者階級人民の皆さんに、共産同(統一委)より冬期一時金のカンパを呼びかけます。
 八月に岸田が総裁選不出馬を表明し、九月に石破が自民党総裁に選出され、一〇月に石破自公連立政権が発足しました。
 石破は総裁選時の主張を反故にして政権発足後すぐに衆院を解散させ、総選挙を強行しました。一〇月二七日の衆議院選挙においては、自民党国会議員による組織的裏金づくり、反共宗教集団・統一教会との歴史的癒着など、自民党の政治腐敗そのものと、それらへのまったく曖昧な「決着」に対する労働者人民の怒りが、与党自公政権を過半数割れに叩き込みました。
 首相石破は、これまでも徴兵制の導入や天皇の靖国神社参拝を持論とし、さらには日本独自の軍事展開能力の増強や、「アジア版NATO」構築などという、自民党内でも独自の主張を繰り返してきました。
 石破政権は、岸田が強行した、安保三文書改定強行と、それにもとづく米軍と自衛隊との指揮統制の一体化、敵基地攻撃体制の構築、武器輸出国家への転換などを継承して、それをさらに推し進めていこうとしていることは明らかです。
 私たちは、この間、自公連立政権による、中国や朝鮮民主主義人民共和国の「軍事的脅威」なる排外主義的煽動にもとづいて急速に推し進められている琉球弧や九州をはじめとする自衛隊基地の増設など大軍拡、戦争国家化攻撃と対決していかなければなりません。
 ウクライナ戦争や円安による物価高騰がつづく中で、労働者階級人民の困窮化は進んでいます。たしかに最低賃金はわずかに上昇しましたが、物価高にはまったく追いついておらず、実質賃金は三〇年にわたり下落し続けています。にもかかわらず、岸田前政権は五年で四三兆円の大軍拡予算を閣議決定し、石破政権においてもそれは継承されています。
 大軍拡と戦争へと突き進む日帝―石破政権を打倒しなければ労働者人民の未来はありません。
 すでに三年近くになるウクライナ戦争は膠着状態が続き、いっそう泥沼化しています。ウクライナによるロシア領土への逆侵攻も行われており、この戦争の終わりがまったく見通すことができない状態です。アメリカはじめ帝国主義諸国は、大量の武器弾薬をウクライナ―ゼレンスキー政権に供与し続け、それが各国の軍需産業への空前の好況を生み出しています。まさに「死の商人」そのものです。
 昨年一〇月の「アルアクサの洪水」作戦以降、イスラエル・ネタニヤフ政権によるジェノサイドによって、すでに四万人以上のパレスチナ人民が虐殺されています。イスラエルは、レバノン、イエメンへの無差別空爆やイランへのミサイル攻撃を「自衛権」と称して強行し、戦争は中東全域へと拡大しています。ネタニヤフ政権の暴走=戦争放火を支持、支援しつづけているのが米帝を筆頭とする帝国主義列強諸国に他なりません。
 アメリカ大統領選においては、共和党トランプが勝利し、再当選しました。トランプは米国の利益を全面に押し出し、「死活的利害」と米国が主張するアジア太平洋地域での覇権拡大を進めていこうとしています。この米帝―トランプ政権の動向が、中国との緊張関係をいっそう強めていくことは間違いありません。「台湾危機」を喧伝し、アジア太平洋での大規模軍事演習を繰り返し強行する米帝、またこれと一体となって自衛隊の海外派兵拡大をもくろむ日帝―石破政権を許してはなりません。
 私たちはこの間、自公連立政権が急激に推し進める戦争と大軍拡攻撃に対して、沖縄(琉球弧)、築城、岩国、京丹後をはじめ、全国各地において、日米安保の実体である軍事基地新設や拡大強化に対する反対闘争を、地域で粘り強く闘う住民と結合して推進してきました。本年は新たに全国各地で計画されている、敵基地攻撃能力を持つミサイルのための弾薬庫新増設に対して、京都・祝園(ほうその)、大分・敷戸をはじめ、各地で新たに反対運動が開始されています。これらの闘いを支持、支援し、運動の全国的結合のために注力していきます。
 反戦の砦=三里塚では、反対同盟農民・市東孝雄さんの南台農地を守り抜くために、日本反帝戦線三里塚現闘団、統一委員会行動隊を先頭に闘います。空港機能強化策による飛行禁止時間短縮などの周辺住民への生活破壊に対し、新たに闘いにたちあがった住民と共に闘います。
 原発回帰路線を鮮明にして、危険極まりない老朽原発、被災原発再稼働強行に突き進む自公政権と対決し、全原発の廃炉を実現するために闘います。
 第三次再審闘争が決戦局面に入った狭山差別裁判糾弾闘争をはじめとする、被抑圧人民・被差別大衆の解放闘争に連帯し共に闘います。
 プロレタリア国際主義と実力闘争の旗を掲げて、全世界の労働者階級人民と実践的に連帯して国際反戦・反帝闘争を促進していきます。ウクライナ侵略戦争の即時停戦、イスラエル・ネタニヤフ政権によるパレスチナ人民虐殺を許さず即時撤退を求めて闘います。
 これらの活動を進めていくためには多額の費用が必要となります。物価高騰という厳しい状況の中ですが、冬期一時金の圧倒的カンパをよろしくお願いいたします。



【カンパ送り先】

書留 東京都足立区綾瀬7―2―11(戦旗社)
郵便振替 00180―4―176133(戦旗社)


 



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